ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2009年9月4日を表示

「異人たちとの夏」

   山田太一(新潮文庫)

妻子と別れ、あまり人の気配がしないマンションで一人暮らしをする原田英雄は
12歳の時、事故で亡くなった両親とかつて住んでいた懐かしい街を
訪れます。
そこでたまたま入った寄席で、父親そっくりの男をみかけます。
驚いたことにその男は英雄を見ると親しげに話しかけてきて、
自分の家に招くのです。
さらに驚いたことには、その家には母親そっくりの女性が男の妻として
住んでいるのです。
気さくに英雄の世話をやいてくれることに甘えて、それ以来、何度も
その夫婦の家を訪ねるのですが、それを知った恋人は顔色を変え、
もう二度と彼らに会ってはいけないと、忠告するのです。

この物語は10年以上も前に映画化されて(私は未見ですが)
あちこちで「意外な結末」と言われていたので、そのせいか、
思ったよりも意外な結末ではなかったな、というのが正直な感想なのですが、
それでもホラーになりそうなところをギリギリの線でおさえ、
ノスタルジックな作品に仕上がってるところは、さすがはドラマ作りの
名手による小説だな、と思わせてくれました。

↑なんか、偉そうな言い方になってしまって、すみません

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ゆり様のブログをのぞいたら、昨日、うちの長男に会った、と
書いてありました。
最近、長男は文化祭バンドの練習で帰りが9時半くらいになるのですが、
てっきりずっと学校にこもって練習してると思っていたのに、
ゆり様と会った、ということはどこかのスタジオ借りてるのかも
しれません。
でも、どうして長男は、ゆり様に会ったことを話してくれなかったのかなぁ。。。

もっとも長男が帰ってくる頃、私は寝てることが多いし(ベッドではなくリビングで
うたた寝)一昨日はお腹を壊してトイレに立てこもってたし、
こんな母親に話しかけたくないのだろうな。

おまけにヘタに私に話すと「いつ?どこで会った?何話したの?ゆり様どんな服着てた?」
などとしつこく聞きそうで、うっとうしかったのかも。



寂しいわね。男の子って。。。



9月4日(金)20:55 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理


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