ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2013年9月を表示

「あなたは絶対!運がいい」

   浅見帆帆子(幻冬舎文庫)

最近ツイてない、と思う人。夢は持っているけれど、なかなか実現しない人。
心の持ち方ひとつで運気は変えられます。
尊敬できそうな人と出会ったり、交際範囲が変わってきた、と思った時が
絶好のチャンスです。
彼らにレベルをあわせるように努力して、自分自身のレベルも上げるようにすれば
運は必ず開けてくるはず。
そんな、元気がもらえる一冊です。

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森山直太朗氏の呪縛(?)から、逃れられなくなった今日この頃。
一日一回はミニアルバムを聴かないと気がすみません。
もはや直太朗中毒。

略して「直中」。

アルバムの最後の曲にさ~よな~ら~というフレーズが
でてくるのですが、
なかなか、さよならできません。

恐るべし!直太朗!
侮るなかれ!直太朗!



9月12日(木)16:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「太陽のパスタ、豆のスープ」

   宮下奈都(集英社文庫)

結婚を間近に控えた明日羽(あすわ)は、レストランで婚約者に突然、
婚約解消を告げられます。
途方に暮れていると叔母のロッカさんに、自分がこれから先、やりたいことを書く
「ドリフターズ・リスト」を作ることをすすめられます。
失意の中、やりたいことなどなかなかみつけられず、とりあえず
「食べたいものを好きなだけ食べる」
「髪を切る」
「引越しをする」
などいい加減に書いていくと、ロッカさんが強引に、実行にうつすべく、
明日羽をけしかけます。
そうこうしていくうちに、自分が今まで見過ごしてきたものや、
その場の空気に流されるまま生きてきたことに気付かされ、
自分の心の中を見つめ直し、成長していこうとする物語です。

宮下奈都さんの小説も、今回初めて読みました。
非常に読みやすく、全体的にユーモラスに描かれているので
楽しく読むことができました。
他にも評判の良い作品があるので、いつか読んでみたいと思います。

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森山直太朗氏の「夏の終わり」ばかり聴いていたら、かえって
秋がきた実感がもてずにいる、ずずでございます。

今日は非常にいい夢をみました。
夢の中で、私は大学生くらいという設定で、なんと!彼氏が福山雅治さんなのです。
福山くんと、ひたすら散歩デートしてました。
公園とか、工事中の建物の中とか、ず~っとお手手つないで。

途中で高校時代の先輩カップルに出くわしまして、ちょっとしゃべって別れたあと、
「今、先輩たち、あのこ、すっごくイイ男と一緒にいたね、って話してるよ。」
と言うと、福山くんはちょっと悲しそうな顔で笑ってました。

そのあと心の中で「ああ違う!ただの、イイ男じゃないんだ、私の彼氏は。
福山雅治なんだ!どうしよう!福山雅治と付き合ってるんだ、私は。
だめだよ、私なんかじゃ福山くんとつり合わない。
ああ、どうしよう!どうしよう!」
と叫び、のた打ち回ってるところで目が覚めました。

ネコ達は「か~ちゃん、早くエサおくれ!」とばかりにニャーニャー鳴いてて、
ネコ達にエサをあげたあと、ネコトイレの掃除しながら
(これが私にふさわしい現実なんだよな~)と思ってしまいました。

ネコのウ○○と格闘する数分前までは、夢の中で福山くんとデートしてたのに。

福山くんに限らず、イイ男が彼氏の場合、ず~っとコンプレックスかかえて
付き合っていかなきゃならないから、夢でおわって良かったのでしょう。

うんうん。

昔懐かしい、柳沢慎吾さんのセリフがうかんできます。

「いい夢みさせてもらったよ!アバヨ!」




けどさ~夢なら、なにしても許されるよね。
なんでもアリだよね。

夢よ!再び!



9月7日(土)22:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「光媒の花」

   道尾秀介(集英社文庫)

細々と家業を続けながら、認知症の母親の面倒をみている正文は、
母親の描く花の絵から、三十年前、羽振りの良かった父親と過ごした
別荘地での出来事を思い出します・・・「隠れ鬼」

両親が仕事が忙しく、夕御飯もふたりだけで食べなければならない幼い兄妹の唯一の楽しみは、
日が暮れてから河原に虫を取りに行くことでした。
ある日、河原の向こう岸に懐中電灯の光を見つけ、自分達と同じ境遇の子どもが
いるのだろうと、相手と交流を図ろうとする・・・「虫送り」

河原で虫を探していた中二の少年が、同じクラスのサチという少女に出会います。
サチは数日前から自分を河原でみかけていたと言い、それ以来、どちらからともなく
河原で会うようになるのですが、サチはいつも少年の話に興味を持って聞くのに、
6時前には必ず慌てるように家に帰るのです。
不審に思った少年は、ある日、サチのあとをつけてしまいます・・・「冬の蝶」

など、6編からなる連作短編集です。
道尾さんの小説は初めて読みました。
書店で何気なく手にとって、面白そうだったので購入したのですが、
最初の1ページ目で「この人好き!」と思ってしまいました。
決してあと味の良い内容ではないのですが(特に最初の3編)文体に
惹かれるものがあり、どんどん読みすすんでしまいました。
最初の方の章で未消化だった部分が、最後の章で納得いくようなしくみになっているのも
好感度大でした。

道尾さんの他の作品も、読んでみたいと思いました。

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秋です。
暦の上ではセプテンバーです(パクリ)
寝転んでるネコ(シャレではありません)をみると、仰向けにして
お腹に顔をうずめたくなる今日この頃です。
そしてこの季節になると、森山直太朗氏の「いくつもの川を越えて生まれる言葉たち」
というミニアルバムを聴きたくなります。

この前の日曜日、その↑アルバムを聴いていたら、♪な~つのお~わ~り~♪のところで
次男が「やめろ~!夏が終わった気分になるじゃないか!」と言うので
「てか、もう9月だし。夏、終わってるし。」と返すと
黙って去って行きました。

彼はその時、9月になったことを知らなかったらしいです。



しっかりしろ~受験生!



9月4日(水)16:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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