「ポトスライムの舟」 |
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| 津村記久子(講談社文庫)
かつての職場でパワハラにあい、しばらく引きこもりの生活をしていた 長瀬由紀子は現在、いくつかのバイトを掛け持ちしながら 母親と二人だけで地味に暮らしています。 そんなある日、メインで働いているバイト先で世界一周クルージングの ポスターを見かけます。 その費用は、メインで働いてるバイトの給料の一年分と気付き、 旅行費用を貯めてみようと決心をします。 ところがその矢先、小旅行に行く予定を持ち掛けられたり、 友達が子連れで家出してきて、しばらく由紀子の家に世話になりたい、 と言ってきたり、お金のかかることばかり起きてしまうのです。 けれど、そんな日々にも愛着を感じてしまう物語です。
この作家さんの作品を読むのは初めてですが、タイトル作の他に もうひとつ、短編がはいっていて、どちらも私には好きな作風でした。
ネットで調べてみると、作家さん自体は評判良くても、この作品の評価は いまいちなようで、それでも私は気に入ったので、他の作品も 読んでみたくなりました。
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ついこの間まで雪も積もっていたし、いつまでも寒かったけど、 3月にはいった途端、日も長くなったと感じられるし、たまに差し込む日光も 力強く感じるし、おまけに驚いたことに庭の紫陽花に芽がでていて、 確実に春が近づいているんだな、と実感しました。
去年は草取りなどの庭の手入れを怠ったために、紫陽花の咲きが悪かったので、 今年こそは、沢山、咲かせます!
花咲かババアと呼ばれたい!
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3月6日(火)15:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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