ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2010年6月を表示

「月光スイッチ」

   橋本紡(角川文庫)

20代半ばの香織は妻帯者の恋人セイちゃんから、奥さんが
出産で里帰りする間、一緒に暮らさないか、と言われます。
期間限定だけど、夢にまでみた新婚生活とばかりに幸せな日々を過ごします。
セイちゃん所有のマンションで出会った人々とふれあい、
近くのコンビニで知り合った姉弟と交流するうちに、本当の幸せの意味を
自分に問いただしていきます。

一言で言うと不倫モノなのですが、香織もセイちゃんも「おバカだなぁ」と
感じさせつつも、何故か憎めないキャラになっています。
そして奥さんにバレて修羅場をむかえたところを救ってくれる、
コンビニで知り合った姉弟の存在もいい。
どろどろもしてないけど、軽薄なストーリーにもなっていない、
肩の凝らない読み物です。

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今日はミストサウナの中にいるような、湿度の高い一日でした。
買い物にでて、あまりに不快なのと喉が渇いたのとで喫茶店Lに寄りました。
するとママに「売れ残ったものだけど」とパンを3個もらいました。
その喫茶店ではママのお手製パンも売っているのです。

家に帰って食べたら、食感はフランスパンのようで、ほんのり
甘い味付けがしてあって、非常に美味しいパンでした。

これが売れ残るとはもったいない!
そして無料とは申し訳ない!と思いました。

うっとうしい梅雨の時期の、嬉しいできごとでした。



6月29日(火)22:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「とり残されて」

   宮部みゆき(文春文庫)

交通事故で婚約者を亡くしたが、加害者が未成年だったために
たいした罪に問われず、憎悪を抱いたまま小学校の養護教諭を勤める女性が
小さな男の子の気配を感じるようになります。
その気配はだんだんとはっきりしたものになり、ある日、
男の子のあとをついていくと、プールに浮かぶ溺死体を発見してしまうのです。
その男の子の正体は?その男の子と溺死体との関係は?

商談を終え、乗った新幹線でたまたま居合わせた二人のOLに話しかけられた鳥羽は
彼女達の職場で最近起こった出来事を聞かせられます。
そして彼女達は、その出来事と深い関わりのあった井坂という、
交通事故で亡くなった若い社員と鳥羽が似てる、と言うのです。
そのことである考えが浮かび、数日後、彼女達の職場を訪れるのですが・・・

調査事務所を営む河野のところに永井梨恵子という女性が訪ねてきて
自分がみる夢の中の風景が、どこにあるのか探してほしいと依頼します。
その風景を絵に描いてもらうと、河野に遠い記憶が蘇ってくるのです。
果たしてその風景と河野の関係は?・・・
など、現実と非現実が交錯した世界を見事に描いた七編の短編集です。

先日感想を載せた東野氏の作品と同じくらい、これも秀逸な作品でした。

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最近、たまに行く「L」という喫茶店のママに、夕御飯のメニューに困ってる、と言うと、
納豆キムチはどうか、とすすめられました。
大根おろし入り納豆を購入し、細かく刻んだキムチと混ぜて食べると
御飯に合って美味しい、と言うのです。
その話を聞くまで「大根おろし入り納豆」の存在を知りませんでした
しかしその日は冷蔵庫に普通の納豆があったので、それを消費することにして
大根おろしは省略して、キムチと納豆を混ぜただけのものを食べてみましたが、
それでも非常に美味しかったです
食欲のない時にも食がすすみそうです。

次回は大根おろし入りを食べてみようと思います。



6月28日(月)21:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「犯人のいない殺人の夜」

   東野圭吾(光文社文庫)

親友の突然の転落死に疑問をいだき、その原因を調べていた
高校生の中岡が目の当たりにした、誰にも言えない真実とは。

塾の帰りにいつものぞいていた、新体操の練習に励む女子高生が
ある日を境にぱったりと姿をみせなくなった。
思い悩む中学生の孝志に、彼の家庭教師である黒田が女子高生の行方を
探すことを引き受けるのだが、そこで知った事実を孝志に
告げるべきかどうか。

情緒不安定な息子が女性の家庭教師を殺してしまった。
そこでもうひとりの家庭教師である拓也が隠蔽工作を図るのだが
計画は完璧だったはずなのに、思いがけないところで犯行がばれて、
しかももうひとつの意外な真実を引き出すことに・・・

などなど、犯人がなかなかみえてこないのに、確実に犯人がいて、
そしてそこには想像を絶する真実がかくされている、というお話を集めた
七編の短編集です。

やっぱりすごいです。東野氏。
犯人に予想はついても、真実は予想外の展開になっています。
ミステリー好きにはたまらない一冊です。

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梅雨時特有の、うっとうしい日々が続いています。
しかしそんな中、紫陽花はすくすくと成長しています。
雨にうたれれば、うたれるほど、綺麗に色づいていきます。
強いのね。

見習わなければ。



6月27日(日)14:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「ペンギンと暮らす」

   小川糸(幻冬社文庫)

「食堂かたつむり」の作者、小川糸さんのエッセイです。
「ペンギン」とは小川さんの旦那さんのことで、風邪を引いた時に
旦那さんに面倒みてもらったこと、あるいは旦那さんが入院した時に
片道一時間半もかけて病院に通ったこと、映画や音楽の話、
趣味で習っているヨガや茶道のことなど、充実した日々が
綴られています。

食堂の小説を書いた人だけあって、料理の話がたくさんでてくるのですが
それがどれも興味深い話ばかりで非常に面白かったです。
小川さんのブログもあるそうなので、今度のぞいてみようと思いました。

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ここ数日、体調が悪くて寝てばかりいました。
やっと復活できそうかな、といった感じです。

梅雨時はきついです



6月24日(木)21:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

ジャズギターもエエね♪

先日、ジャズギターのライブに行ってきました。
長男は以前、一時期ジャズギターを習っていたことがあって、
その先生のライブなのでした。
ギター、ベース、ドラムのトリオで、演奏曲はスタンダード中心で
非常に聴きやすく、堪能できました。
前にもここにちらっと書いたと思うのですが、ギターの先生は
イタリア人なのです。
そしてドラムはアメリカ人でしたが、その人がやたらフレンドリーで、
色々と話しかけてくれるのはよいのですが、全部英語なので
わけワカメでした
たまたま私の隣にいた女性が英語が話せる人で、通訳してくれたので
なんとか話せましたが、長男は直接話していたのでビックリしました。
アホだ、アホだと思っていたけど、一応高校一年くらいまでは
しっかり勉強してたもんね。
どこでどう間違えたのでしょうか。。。

しかし、外国の人と話せる機会なんてめったにないから、
もっと話がしたかったけど、言葉がわからないってイカンのね。
通訳してもらうより、片言でも直接しゃべりたいのです。
英語、しっかり勉強しておくんだった。。。

それにしてもギターも良かったけど、ドラムもすごく個性的で
かっこ良くて、また機会があったら絶対行くぞ、と思いました。

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N潟地方も一昨日あたりから梅雨入りしたそうです。
また偏頭痛に悩まされる日々が続くのか、と思ったら、
昨日早速、襲われまして、一日中寝てました
そんなワケでサッカーをリアルタイムで楽しめなくて残念です!



6月15日(火)11:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理


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