ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2010年6月27日を表示

「犯人のいない殺人の夜」

   東野圭吾(光文社文庫)

親友の突然の転落死に疑問をいだき、その原因を調べていた
高校生の中岡が目の当たりにした、誰にも言えない真実とは。

塾の帰りにいつものぞいていた、新体操の練習に励む女子高生が
ある日を境にぱったりと姿をみせなくなった。
思い悩む中学生の孝志に、彼の家庭教師である黒田が女子高生の行方を
探すことを引き受けるのだが、そこで知った事実を孝志に
告げるべきかどうか。

情緒不安定な息子が女性の家庭教師を殺してしまった。
そこでもうひとりの家庭教師である拓也が隠蔽工作を図るのだが
計画は完璧だったはずなのに、思いがけないところで犯行がばれて、
しかももうひとつの意外な真実を引き出すことに・・・

などなど、犯人がなかなかみえてこないのに、確実に犯人がいて、
そしてそこには想像を絶する真実がかくされている、というお話を集めた
七編の短編集です。

やっぱりすごいです。東野氏。
犯人に予想はついても、真実は予想外の展開になっています。
ミステリー好きにはたまらない一冊です。

========

梅雨時特有の、うっとうしい日々が続いています。
しかしそんな中、紫陽花はすくすくと成長しています。
雨にうたれれば、うたれるほど、綺麗に色づいていきます。
強いのね。

見習わなければ。



6月27日(日)14:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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