ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2014年2月を表示

「本屋さんで本当にあった心温まる物語」

   川上徹也(あさ出版)

タイトル通り、全国いたるところの本屋さんで本当におきた、心温まる出来事を
集めたものです。
3,11の震災後、宮城県の書店に置いてあった、たった1冊のジャンプが
100人以上の子ども達に回し読みされた話、
特に本好きでなかったのに、たまたま入った書店でみかけた女性に惹かれて
その人が買ったのと同じ本を買い、それがきっかけで本好きになった男の子の話、
ある書店に、20年以上も前のみつからなかった万引きを悔いる内容の書かれた手紙が
届いた話、
など、気持ちがささくれだった時などに読み直したいお話が
たくさん詰まった一冊です。



2月13日(木)23:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「オール・マイ・ラビング」

   小路幸也(集英社文庫)

「東京バンドワゴンシリーズ」の第5弾。
茅野さんの甥っ子の靖祐君が、古本屋「東京バンドワゴン」の店主である勘一に
本にまつわる恐い出来事があった、と相談を持ちかけるお話や、
亜美さんの弟の修平君が、なにやら道ならぬ恋をしている様子だったり、
「東京バンドワゴン」の前に、捨て猫ならぬ「捨て猫本」があったり、
堀田家とその周辺の人々が巻き込まれる、四季折々のお話です。

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上↑の感想とは全然関係のない話をします。

初めての作家の本を読む時は、ドキドキします。
もしも好きになれなかったら、その先を読みすすめるかどうか迷うからです。
でも、好きになれなかったからといって、その作家の本は二度と読まないかと言うと
そうでもなく、興味をそそられる内容だと、読むこともあります。
人付き合いにおいても、第一印象が悪かったからといって、二度と会わない、
ということはしません。
その人の良いところを見つけたりすると、得した気分になります。

HやしMりこさんの初期の作品はあまり好きではありませんでしたが、
直木賞受賞後の作品は何故か好きです。
逆にEくにKおりさんの初期の作品はすごく好きでしたが、直木賞以降の作品には
共感できなくなりました。
30年以上、変わらず大好きなのは阿刀田高さんです。
読んで一ページ目で「一目惚れ」ならぬ「ひと読み惚れ」したのは
道尾秀介さん、森浩美さん、柴崎友香さん。

でも、全然作風が違う作家を好きになってます。
小説に関しては気が多いようです



2月10日(月)23:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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