ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2008年2月を表示

お誕生日おめでとう!

今日は4年に一度しかない日です。
でもって長男の誕生日です。

今から16年と数日前、出産予定日が23日だった私は
「今年はうるう年だけど、まさか6日も遅れないわよね。
初産は予定より早まることが多い、って言うし。」などとタカをくくっていたら
その「まさか」が起こってしまいました。
28日の夜にやっと陣痛が始まって、産院にはいったのが22時。
夜勤の看護士さんに「あと2時間以内で産む、ってのは無理でしょうか?」と
聞いてみたら「初産なので無理です。」とあっさり言われてしまいました。

そうして29日の早朝に生まれたのが長男なのですが、誕生日が変わってると
本人自身も変わった人になるようで。。。

まあ、変わってる、というよりアホですね。
出掛ける時に財布を忘れるなどというサザエさん的おっちょこちょいは
日常茶飯事なのですが、
「わ~い!今日はちゃんと財布持ったぞ~!」と自慢げに出掛けたと思ったら
「財布に中身入れるの忘れた。。。」と凹んで帰ってくる、ということも
しばしばで。

もう16才なので、もう少しまともな人になってくれることを期待してる
今日この頃です。

やれやれ。



2月29日(金)22:31 | トラックバック(0) | コメント(4) | 育児 | 管理

松山くんてすごい!

映画「デスノート」を観て以来、松山ケンイチくんに興味を持ったので
ネットで今までどんなドラマや映画にでていたのか調べたら、
意外にも自分が観ていたドラマや映画にでていたので、びっくりしました。

ドラマなら「ごくせん」、「1リットルの涙」。
映画なら「NANA」、「リンダリンダリンダ」、「茶の味」など。

記憶にあるのは「NANA」と「リンダ~」だけで、あとはどの役で、
どんな場面にでていたのか記憶がありません。

だけど私が観ていないドラマや映画も含めると、かなり色んなところに
でているのですね。
今も、松山くんが出演してる映画が2本も公開されているし。
その、2本とも主役だなんて、すごい。

今度、レンタルショップに行って、色々借りてこよ~っと。



2月28日(木)21:02 | トラックバック(0) | コメント(2) | テレビ・映画 | 管理

「雪沼とその周辺」堀江敏幸

   (新潮文庫)

小さな雪国に住む人々の、移ろいゆく時の流れを静かに綴った短篇集です。
連作なので、前にでてきた人が次の作品にちらっと出てきたりもします。
この作者のことは今まで何も知らなかったのですが(すみません!)
私の好きな料理研究家「高山なおみ」さんのブログに、この本が
とても良かった、とあったので読んでみたくなったのです。

この物語にでてくる人々の距離感、温かさが程よくて、それぞれ切ない内容なのに
読後は優しい気持ちになりました。

なお、高山さんは長い間ブログを更新し続けていて、「日々ごはん」という
ブログ本も何冊も出しているのですが、残念なことに今月一杯で
ブログ更新をやめるそうです。
高山さんのブログは食べ物を扱う仕事をしている人らしく、
季節の微妙な変化にも敏感で、好奇心も旺盛で、行動的で社交的で
毎回読むのを楽しみにしていただけに、残念でなりません。

高山さんは、中国の姉妹がでてくる「サントリーウーロン茶」のCMの料理を
作った人です。
最近のそのCMでは「ドーナツ食べる?」というシーンがありますが、
そのドーナツも高山さんが作ったそうです。

=====

今朝、兄嫁さんから電話をもらいました。
兄嫁さんは普段、とても忙しい人なのですが、たまに仕事が休みになって
時間ができると「最近どうしてる?」と電話をくれるのです。
話したいことが沢山たまってたので、ついついしゃべりまくって
しまいました。
ほとんどが愚痴でした。
もらった電話なのに。。。



2月25日(月)21:14 | トラックバック(0) | コメント(4) | 趣味 | 管理

「半パン・デイズ」重松清

   (講談社文庫)

幼稚園を卒園すると同時に、家庭の事情で東京から瀬戸内の小さな町に
引っ越した男の子の、小学生時代の物語です。

小学校へ上がると、すでに周りの人達は知り合い同士で、都会から来た少年は
名前で呼んでもらえず「トーキョー」などと呼ばれ、なかなか馴染めずにいながらも、
伯父さんや従姉達、伯父さんの会社で働く若い青年、突然同居することになった
遠縁のおばあちゃんなど、色んな人々と関わり、少しずつ成長していきます。

70年代のお話なので、アポロ11号が初めて月に着陸した時のことや、
大阪万博のこと、仮面ライダースナック、当時人気のあった
「天地真理」という女性歌手、刑事ドラマ「太陽にほえろ」のことなど、
私の世代の者には懐かしいお話がたくさんでてきました。

そして重松さんは「矢沢永吉」の大ファンなので、小説の中には大抵、
永ちゃんのことがでてきます。
小説の中の誰かが永ちゃんのファンだったり、あるいは街中を歩いていると
永ちゃんの歌が流れてきたり。

しかし今回は70年代の小学生の話なので、いくらなんでも
出てこないだろう、と思って読みすすめていくと、
主人公の男の子の苗字が「矢沢」とあって、やられた~!と思ってしまいました

=====

身体の調子はだいぶ良くなってきました。
しかしながら昨日、今日と外は吹雪いて、当分の間は寒い日々が続きそうです。



2月24日(日)21:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「冬のオペラ」北村薫

   (角川文庫)

主人公、姫宮あゆみは高校を卒業してすぐに叔父さんの経営する
不動産会社で働いていました。
ある日、同じビルに探偵事務所が入ります。
その事務所の主であり、自ら「名探偵」と名乗る巫(かんなぎ)弓彦は、
何故かビヤガーデンでビールを運んでいたり、新聞配達をしていたり、
いたるところで働いているのです。
それを目撃したあゆみは、巫に興味を持ち、彼に「事務所の記録者として
働かせて欲しい。」と申し出ます。
やがて、あゆみは巫の「名探偵ぶり」を目の当たりにすることになるのです。

前に読んだ「水に眠る」とは、かなり作風が違っていました。
「水に眠る」は読者の想像にゆだねる部分が多かったのに対して、
この作品は探偵ものらしく、人間関係など、かなり明確に描かれています。

事件自体は切ないものなのですが、巫とあゆみのやり取りが
常にユーモラスで、おまけに巫が博学である、ということは
北村さん自身が博学であるということがわかって、楽しく読むことができました。
また北村さんの作品を読んでみたいと思いました。

=====

今日のお昼を少し過ぎた頃に、突然知人が訪ねてきました。
その人、Uさんに会うのは、すごく久しぶりでした。
Uさんとは、かつて通っていたスイミングスクールで知り合ったのです。

Uさんは私よりひと回り年上で、かつて学校の先生をしていた人で、
趣味も多く、俳句や絵や作文など沢山の習い事をしているせいか、
話題も豊富で、教養深い話から、くだけた話まで、色んな話を聞かせて
くれました。

そんなUさんが何故、内向的で半分引きこもりのような私に
興味を持ってくれたのかは、わかりませんが、
私がどんな音楽や映画が好きなのか聞いてくれたり、パソコンのメールの
やり取りをしたり、食事や映画に誘っていただいたりしました。

それが数年前、体調不良により、Uさんがスイミングを止めてしまってから
自然にお付き合いが遠のいてしまいました。

けれど、一ヶ月ほど前にUさんが車を運転中に、歩いている私を見かけたそうで、
クラクションを鳴らしたのに、私は気付かなかったそうです。
それで懐かしくなって、たまたま今日、ウチの近くを通ったので
私を訪ねようと思ったそうです。

どんな理由であっても、私のことを思い出してくれて、訪ねてくれる、
というのは嬉しいものです。

Uさんは、少し前に大病して手や足が不自由になったそうですが、
リハビリの甲斐あって、車の運転ができるようになったそうです。
それでも今もリハビリは続けなければならなくて、そのために絵を描いたり、
温泉にも毎日通っているそうです。

今日はUさんは、あまり時間がなかったようで、少ししかお話できませんでしたが、
いつかまた機会があったら、じっくりお話してみたいものです。
かつてそうだったように、今もUさんから学ぶことは沢山ありそうです。



2月21日(木)23:32 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理


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