ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2008年2月25日を表示

「雪沼とその周辺」堀江敏幸

   (新潮文庫)

小さな雪国に住む人々の、移ろいゆく時の流れを静かに綴った短篇集です。
連作なので、前にでてきた人が次の作品にちらっと出てきたりもします。
この作者のことは今まで何も知らなかったのですが(すみません!)
私の好きな料理研究家「高山なおみ」さんのブログに、この本が
とても良かった、とあったので読んでみたくなったのです。

この物語にでてくる人々の距離感、温かさが程よくて、それぞれ切ない内容なのに
読後は優しい気持ちになりました。

なお、高山さんは長い間ブログを更新し続けていて、「日々ごはん」という
ブログ本も何冊も出しているのですが、残念なことに今月一杯で
ブログ更新をやめるそうです。
高山さんのブログは食べ物を扱う仕事をしている人らしく、
季節の微妙な変化にも敏感で、好奇心も旺盛で、行動的で社交的で
毎回読むのを楽しみにしていただけに、残念でなりません。

高山さんは、中国の姉妹がでてくる「サントリーウーロン茶」のCMの料理を
作った人です。
最近のそのCMでは「ドーナツ食べる?」というシーンがありますが、
そのドーナツも高山さんが作ったそうです。

=====

今朝、兄嫁さんから電話をもらいました。
兄嫁さんは普段、とても忙しい人なのですが、たまに仕事が休みになって
時間ができると「最近どうしてる?」と電話をくれるのです。
話したいことが沢山たまってたので、ついついしゃべりまくって
しまいました。
ほとんどが愚痴でした。
もらった電話なのに。。。



2月25日(月)21:14 | トラックバック(0) | コメント(4) | 趣味 | 管理


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