ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



「半パン・デイズ」重松清

   (講談社文庫)

幼稚園を卒園すると同時に、家庭の事情で東京から瀬戸内の小さな町に
引っ越した男の子の、小学生時代の物語です。

小学校へ上がると、すでに周りの人達は知り合い同士で、都会から来た少年は
名前で呼んでもらえず「トーキョー」などと呼ばれ、なかなか馴染めずにいながらも、
伯父さんや従姉達、伯父さんの会社で働く若い青年、突然同居することになった
遠縁のおばあちゃんなど、色んな人々と関わり、少しずつ成長していきます。

70年代のお話なので、アポロ11号が初めて月に着陸した時のことや、
大阪万博のこと、仮面ライダースナック、当時人気のあった
「天地真理」という女性歌手、刑事ドラマ「太陽にほえろ」のことなど、
私の世代の者には懐かしいお話がたくさんでてきました。

そして重松さんは「矢沢永吉」の大ファンなので、小説の中には大抵、
永ちゃんのことがでてきます。
小説の中の誰かが永ちゃんのファンだったり、あるいは街中を歩いていると
永ちゃんの歌が流れてきたり。

しかし今回は70年代の小学生の話なので、いくらなんでも
出てこないだろう、と思って読みすすめていくと、
主人公の男の子の苗字が「矢沢」とあって、やられた~!と思ってしまいました

=====

身体の調子はだいぶ良くなってきました。
しかしながら昨日、今日と外は吹雪いて、当分の間は寒い日々が続きそうです。



2月24日(日)21:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)