「水に眠る」北村薫 |
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| (文春文庫)
北村さんの小説を読むのは初めてです。 十篇の小説が入った短編集なんですが、最初の二篇あたりまでは、 話が現実離れしていて、作者がいったい何を言いたいのかが さっぱりわからなくて、これは受け入れられないかも?と思ったのですが、 我慢して読む進めていくうちに、段々とはまっていきました。
この作品の中で、作者は多くを語りません。 話の概要だけ説明して、細かいところや結末は読者の想像にまかせる、 という内容でした。 この、読者の想像にまかせる、あるいは行間を読ませるタイプの小説が好きな私は、 北村薫という人に、俄然興味を持ったのでした。
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長男はN潟生まれのN潟育ちなのに、N潟の気質が自分に合わない、 だから高校を卒業したら県外に出たい、と言います。
そうゆうところは、私に似たのだな、と思います。
自分もN潟に長く住んでいるけれど、何年住んでも、どうもなじめない 感じがあります。 心に薄い膜を張ったまま生きている気がして。 東京や関西に住んでいた頃の方が、自分が自分らしくいられた気がします。
それでも自分はもうトシをとっていくばかりだからいいけど、 子どもには将来があるし、子どもがこの場所を出たい、というのなら 出してあげたいのです。
ここを出て、好きなように暮らしたらいい。
そう言ってあげたいけれど、肝心の「先立つもの」がないのが情けないです。
「そんなに出たけりゃ、自分で稼いで、自分で行きなさい!」 それしか言えないのです。
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風邪を引いてしまいました。 おとなしく寝ます。
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2月20日(水)14:42 | トラックバック(0) | コメント(4) | 趣味 | 管理
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「返事はいらない」宮部みゆき |
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| (新潮文庫)
少し前に読んだ「地下街の雨」よりは幾分、ミステリー色が濃い、と感じた 短編集でした。 最初の二編の「返事はいらない」と「ドルシネアにようこそ」は 特に好きになりました。
少しでもタイミングがずれていたら知り合わなかった人達。 けれど、知り合ったがために、それまで意味がないように思えていた日々に 彩りを添えてくれるのです。
ラストの「私はついてない」はハラハラドキドキさせられながらも どこか憎めない主人公達を、気付いたら応援していたくらい、 楽しい内容でした。
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昨日、姑さんの親戚で横浜に住んでる方から、中華街のシュウマイや肉まん、 何故か、会津のラーメンなど、たくさん送られてきました。
ありがたや~! 食料品を頂けると、非常に助かります。 「助かった!助かった!」を連呼していたら 「ウチって、そんなに困ってるの?」と次男に言われてしまいました。
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2月19日(火)15:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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中国行きのスロウ・ボート |
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| 村上春樹(中公文庫)
村上さんにとって、初めての短編集です。 事実なのか、全くの創作なのか、事実を基にした創作なのか、 よくわからないお話が詰まった作品集です(笑) あきらかに創作だろうな、という作品もあるのですが。
そしてラストのお話には「羊男」がでてきます。 それを読んで、羊男のなんたるかが、ほんの少しですが、 わかったような気がしました。 そういえば以前読んだ「カンガルー日和(講談社文庫)」にも ラストの話に羊男がでてくるのでした。 今度再読してみよ~っと。
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昨日も今日も非常に寒いです。 しかし、午前中に雪が降って、積もったりするけれど、 午後からいきなりパ~ッと晴れたりします。 この晴れ間が、ありがたくて心地よいのです。
先日、ジャズライブに出演していたボーカリストさんが 「自分は関西出身で、新潟にきたのは6年程前なんだけど、 新潟にきてから2月頃になると必ず体調が悪くなるんです。 どうも、お日様の光りを浴びないとダメな体質らしくて、 私にとってカラッと晴れることの少ない2月の新潟は辛いのです。」 などと言ってました。
私も長年、新潟に住んでいても日照時間の少ない季節は辛いです。 こういうことって、慣れる、ということはないようです。
そして、そのボーカリストさんが歌ってくれたのが「マイ・フェバリット・シングス」。 邦題は「私のお気に入り」。
気分がすぐれない時は、お気に入りの本を読んだり、 お気に入りの音楽を聴いたりして、元気を出そう、という曲です。
さ~て、私のお気に入りの「10円まんじゅう」買ってくるとしますか
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2月14日(木)15:16 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理
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羊男のクリスマス |
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| 村上春樹(講談社文庫)
何故、今頃「クリスマス」なのかというと、先日読んだ 「羊をめぐる冒険」に羊男がでてきまして、その羊男に非常に興味を 持った私は、この本を読めば羊男のなんたるかが、わかる気がして 季節外れなのに購入してしまいました。
けれど、羊男のなんたるかは残念ながらわかりませんでした。 わかりはしませんでしたが、クリスマスに羊男に起こる出来事が 心温まるラストで締めくくられる、クリスマスプレゼント向きな 内容となっていました。 佐々木マキさんのイラストも華をそえています。 「クリスマス」とタイトルにあるのだから、やはりクリスマスに 読めば良かった、と後悔しました。
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連休のお話です。 土曜日は、次男の中学用の制服を買いに行きました。 日曜日は、長男と地元ミュージシャンのジャズライブに行きました。 その日の出演者は、ミュージックスクールの校長先生もしているギタリストさんと、 他にはベース、ドラム、ボーカルでした。 堪能しました~! 月曜日、昨日はずっと家にいて洗濯したり、本を読んだり、 ボ~ッと過ごしました。 ライブに出掛けた翌日は、ボ~ッとしてるのが好きです。
今日は雨も降って、寒い一日でした。 珈琲店でコーヒー飲みながら本読んで、ボ~ッと過ごしてしまいました。 って、今日もボ~ッと過ごしてる。。。
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2月12日(火)22:12 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理
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ドリームタイム |
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| 田口ランディ(文春文庫)
女流作家が主人公の連作短編集です。 どこにも「自叙伝」とは書かれてなかったのですが、 主人公は「田口さん」と呼ばれていたので、田口さん自身のことではないかと 思われました。 前半は、恋人にふられて寂しさのあまり、公園でみかけた ピエロの格好をした男の人に話しかけたり、切ない話が多いのですが、 後半、主人公は結婚して子どももいて、そのあたりから神がかり的な話が 多くなり、主人公はその手の話を信じているとは、はっきり書いてないまでも、 興味を持っていることは確かで、そのようなことは私には 難しくてちょっと理解できませんでした。 けれどラストの、好きだった人との思い出にひたりながら旅する話は 田口さんらしさがにじみ出ていて良かったと思いました。
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映画「デスノート」は、はまりました。 非常に面白かったス。 藤原くんも良かったけど、松山ケンイチという人にも興味でてきました。
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2月9日(土)09:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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