「オール・マイ・ラビング」 |
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| 小路幸也(集英社文庫)
「東京バンドワゴンシリーズ」の第5弾。 茅野さんの甥っ子の靖祐君が、古本屋「東京バンドワゴン」の店主である勘一に 本にまつわる恐い出来事があった、と相談を持ちかけるお話や、 亜美さんの弟の修平君が、なにやら道ならぬ恋をしている様子だったり、 「東京バンドワゴン」の前に、捨て猫ならぬ「捨て猫本」があったり、 堀田家とその周辺の人々が巻き込まれる、四季折々のお話です。
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上↑の感想とは全然関係のない話をします。
初めての作家の本を読む時は、ドキドキします。 もしも好きになれなかったら、その先を読みすすめるかどうか迷うからです。 でも、好きになれなかったからといって、その作家の本は二度と読まないかと言うと そうでもなく、興味をそそられる内容だと、読むこともあります。 人付き合いにおいても、第一印象が悪かったからといって、二度と会わない、 ということはしません。 その人の良いところを見つけたりすると、得した気分になります。
HやしMりこさんの初期の作品はあまり好きではありませんでしたが、 直木賞受賞後の作品は何故か好きです。 逆にEくにKおりさんの初期の作品はすごく好きでしたが、直木賞以降の作品には 共感できなくなりました。 30年以上、変わらず大好きなのは阿刀田高さんです。 読んで一ページ目で「一目惚れ」ならぬ「ひと読み惚れ」したのは 道尾秀介さん、森浩美さん、柴崎友香さん。
でも、全然作風が違う作家を好きになってます。 小説に関しては気が多いようです
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2月10日(月)23:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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