「クローズド・ノート」 |
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| 雫井脩介(角川文庫)
大学2年生の堀井香恵は、マンドリンのサークル活動や文房具店でのアルバイトに勤しむ ごく普通の生活を送っていました。 ある日、アパートの自分の部屋のクロゼットの隅に、前の住人が 忘れていったであろうノートをみつけます。 そのノートには教師であるその人の、辛かったり嬉しかったりしたことが綴られ、 それを読みすすむにつれて、香恵に迷った時のヒントを与えてくれたり、 励まされたり救われたりして、平凡な日々に張り合いをもたらして くれるのです。
雫井氏の作品を初めて読みましたが、女性心理描写が上手い、というか 女性作家が書いたのでは?と思わせるほど、心理描写が こまやかでした。 テンポが早くてドキドキするストーリー展開に、映画化されたこともうなづけます。
ただひとつ残念なのは、映画が公開される時に某女優さんが 「この映画の一番のみどころは?」の質問に 「別に。」と答えてしまって騒動になり、すっかり映画のイメージが 悪くなってしまったことです。
私はまだ観てないけど、多分、いい映画だったのだろうな、と思います。
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昨日、スイカを食べ過ぎて、お腹をこわしてしまいました。
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9月3日(木)16:07 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理
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