「ひかりをすくう」 |
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| 橋本紡(光文社文庫)
グラフィックデザイナーの智子は慌ただしい日々を送るうちに パニック障害に陥ります。 思い切って仕事を辞め、同居してる哲くんと一緒に都心を離れ、 郊外の家を借り、近所の登校拒否してる女の子の家庭教師などをしつつ 次第に穏やかな心を取り戻していきます。
テーマは「パニック障害」という重いものなのに、重く感じられなかったのは きっぱり仕事をやめた智子の潔さと、いつも穏和な哲くんの存在と、 物事を深刻に考えすぎないように、できるだけ前向きに生きようとする ふたりの姿勢からでしょうか。 忙しくて疲れてる人におすすめの一冊です。
余談ですが、橋本氏の小説にはネコがよくでてきます。 今回も子猫をひろって、ふたりで育てる決意をする場面がありました。
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久しぶりにブックオフに行きました。 探していた山田太一氏の「丘の上の向日葵」があったので大喜びしました。 この小説は絶版になってるらしく、普通の本屋さんにはおいてないのです。 なので、古本屋さんの存在は非常にありがたいのです。 しかも安く手に入る、というのも嬉しいです。
古本なので、あまり綺麗ではないのですが、読む分にはなんの支障もないので 充分です。
ジャンボチョコモナカがギザうまス!
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9月17日(木)23:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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