ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



「クローズド・ノート」

   雫井脩介(角川文庫)

大学2年生の堀井香恵は、マンドリンのサークル活動や文房具店でのアルバイトに勤しむ
ごく普通の生活を送っていました。
ある日、アパートの自分の部屋のクロゼットの隅に、前の住人が
忘れていったであろうノートをみつけます。
そのノートには教師であるその人の、辛かったり嬉しかったりしたことが綴られ、
それを読みすすむにつれて、香恵に迷った時のヒントを与えてくれたり、
励まされたり救われたりして、平凡な日々に張り合いをもたらして
くれるのです。

雫井氏の作品を初めて読みましたが、女性心理描写が上手い、というか
女性作家が書いたのでは?と思わせるほど、心理描写が
こまやかでした。
テンポが早くてドキドキするストーリー展開に、映画化されたこともうなづけます。

ただひとつ残念なのは、映画が公開される時に某女優さんが
「この映画の一番のみどころは?」の質問に
「別に。」と答えてしまって騒動になり、すっかり映画のイメージが
悪くなってしまったことです。

私はまだ観てないけど、多分、いい映画だったのだろうな、と思います。

=====

昨日、スイカを食べ過ぎて、お腹をこわしてしまいました。



9月3日(木)16:07 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

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コメント

 1: 挫折しました…

「クローズド・ノート」、僕も頑張って読もうとしたんですが、挫折しました…
映画が話題になったのがきっかけで読もうとしたのですが、やっぱボクには
この手の話は向いていないのかも、と自虐気味に

某女優さんの件は、ボクもがっかりでした。「1リットルの涙」とか「タイヨウの
うた」とか見て、けっこう好きだっただけに、さびしかったです。

せっかく台風が去ったのに、東京は降りそうで降らない中途半端な天気で
心もドンヨリです。
降るなら、いっそザザッと降って欲しいです。


 by pon | 9月4日(金)00:33

 2: 確かに。。。

>ponさん、
この内容は男の人向けではないような気がします。
複数の男女がでてきて嫉妬したり、牽制しあったり、そんなゴタゴタが
挫折の原因ではないでしょうか?
私はノートによって主人公が励まされたり、慰められたりするところが気に入って、
あっという間に読んでしまいました。

「1リットルの涙」、あれは毎週泣きながら観てました。
名演技でしたね。
それだけに、その後の彼女の言動が残念でなりません。

こちらもどんよりした天気が続いてます。
晴れるならカラッと晴れる、雨が降るならザバッと降る、と
はっきりしてる方がいいですよね。
先日、降りそうでなかなか降らないので、夕方庭に水をまいて、
家に入った途端、ザーザー降ってきてショックでした


 by ずず@管理人 | 9月4日(金)20:20


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