ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



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本の感想②

本の感想、第2弾です。

・「さよなら、そしてこんにちは」荻原浩(光文社文庫)
楽しかったり、悲しかったり、あるいは辛かったりする出来事を
ユーモラスに描いた短編集。
この作家さんの小説を初めて読みましたが、読みやすくて
好感もてました。


・「短劇」坂木司(光文社文庫)
タイトル通り、短いお話を集めた小説なのですが、最初は
ほのぼのとした内容で、読み進むうちに段々とホラーな世界に
はいりこんでしまいます。
坂木さんは、こんな小説も書くのね、と新鮮な気持ちで読めました。


・「フラミンゴの家」伊藤たかみ(文春文庫)
離婚して何年も連絡が途絶えていた元妻から「病気で入院することに
なったので、その間、娘を預かって欲しい。」と頼まれます。
何年も会ってなかった娘に、父親と認められるように、奮闘する男の
物語です。

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今月は何故か、長男と次男のライブが交互に2回づつあるので
週一でライブハウスに行くことになります。
身体、もつんやろか。
無理して行くこともないのだけど、ライブは好きなので、
つい、行ってしまいます。

エネルギッシュな若者達から元気をもらってきます。



1月7日(土)13:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

本の感想①

読んだけど感想をUPしてない本がたまってしまったので、
今回はまとめてUPしてしまいます。

・「東京公園」小路幸也(新潮文庫)
カメラマンを目指してる大学生の圭司は、ある日公園で出会った男性に
「自分の妻を尾行し、写真を撮って欲しい」と頼まれます。
バイトのつもりで軽く引き受け、幼い娘を連れて都内の公園を散策する
彼の妻、百合香の写真を撮るうちに、圭司は彼女に惹かれ、
夫婦のあり方など、考えさせられることになるのです。


・「親指の恋人」石田衣良(小学館文庫)
冒頭の新聞記事で、若い男女の結末がわかってしまうのですが、
それでもなにか救いはないかと読み進み、結局救ってくれたのは
解説を書いたイラストレーターの中村佑介さんの「この物語が
ハッピーエンドだったのか、悲しい結末だったのかは読んだ人の
考え方次第。」という言葉でした。
うん、最高のパートナーにめぐり合えたことだけは、ハッピーだったと
思いたい。


・「小さな理由」森浩美(双葉文庫)
「家族の言い訳」、「こちらの事情」に続く、家族小説シリーズ第3弾。
切ない話が多いのですが、大丈夫、きっとうまくやれる、という
気持ちにもさせてくれる物語です。



1月7日(土)12:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「あの頃の誰か」

   東野圭吾(光文社文庫)

バブル崩壊前の、華やかな時代を謳歌していた人々の物語。
恋人の死をきっかけに遺産相続に巻き込まれる女性。
記憶をなくした少女を助けて、その少女の身元をさぐるうちに
ある殺人事件との関わりに気付いた女性。
子どもに恵まれないために、養子を紹介されたが、紹介者から
過去にまつわる事実をつきつけられた男性。
などなど、8編からなる短編集です。

ミステリーの名手らしい、ひねりのきいた作品ばかりで堪能できました。

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もう一週間も前になる話なんですが、ママ友達と忘年会でした。
先日、昔の友達と会った時と同じく、つくづく自分は人に話せることが
何もない、つまらない人間なんだなぁと思いました。
けれど今回は落ち込むこともなく、活動的な生活してる友人達から
少し元気をもらえました。
あちこちガタはきてるけど、頑張らないとね。



12月11日(日)17:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「ブランケット・キャッツ」

   重松清(朝日文庫)

生まれながら馴染んだ毛布と共に、レンタル用に訓練されたネコと、
そのネコを借りて、束の間の「ネコのいる生活」を味わう人達の物語。
子どものいない夫婦、父親がリストラされた家族、いじめに直面した息子と両親、
老人ホームに入ることになった、おばあちゃんとその家族、などなど
ネコに癒しを求める人達の7編の短編集です。

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更新をサボッてる間にもう12月になってしまいました。
先日、知り合いの若い女の子に会った時に「クリスマスは
どうやって過ごすか」という話題を振られ、(普通の人の感覚って、
こうなんだよね。。。)と思いました。
クリスマスを楽しく、にぎやかに過ごしたいという気持ちが伝わってきましたからね。

自分は昔からクリスマスが苦手で、どうやってそ知らぬ顔をして
やり過ごすかが、毎年のテーマなのです。
そもそも鶏肉が苦手ですからね。クリスマスが楽しめるわけがない。
でも、そ知らぬふりを周りが許してくれるはずもなく、いつも
ケン○ッキーにフライドチキンを買いにいかされるか、あるいは
何度も貧血起こしながら唐揚げを作るか、どちらかをやらされるハメに
なるのです。
一昨年、あまりにも頭に来て、ケーキとお寿司(スーパーのパックの
だけ買って、それですませたことがあったけど、家族から大ブーイングで
「そんなに鶏肉食べたきゃ、自分で買うか作るかしろよ!バ~カ!」と
逆ギレしたこともありました。
そんなワケでクリスマスはイヤな思い出だけが増えていくのです。

どうか心ある方は私をそっとしておいてください。


ク~リスマスはことし~もやってくる(by竹内まりあ)



12月9日(金)16:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「風待ちのひと」

   伊吹有喜(ポプラ文庫)

母親を亡くして精神状態が不安定になり、休職して母が暮らしていた街で
しばらく休養することになった須賀哲司は、やはり家族を亡くし辛い過去を持つ
福井喜美子という、ヒッチハイクをする女性と出会います。
トラックの運転手の間では、彼女を車に乗せると、その運転手は
幸運に恵まれる、という噂がとびかう喜美子なのですが、
最初の出会いも、哲司が喜美子を車に乗せたことがきっかけで、
果たして哲司は幸運を手に入れることができるのでしょうか?

前回UPした「四十九日のレシピ」を読んで、この作家さんの作風が
好きになったのですが、この作品も期待通りで、好きになりました。
主人公が関わる人達が個性豊かで温かい。
たとえ離れ離れになっても、どこかで繋がっているような、
そんな安心感を与えてくれる人間関係がとても好きになりました。

けれど、順番で言うと、こちらの作品の方が「四十九日~」よりも
先に書かれているのですよね。

どちらもすごく気に入ってしまいました
やはりハッピーエンドの小説は良いなぁ



11月29日(火)17:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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