「風待ちのひと」 |
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| 伊吹有喜(ポプラ文庫)
母親を亡くして精神状態が不安定になり、休職して母が暮らしていた街で しばらく休養することになった須賀哲司は、やはり家族を亡くし辛い過去を持つ 福井喜美子という、ヒッチハイクをする女性と出会います。 トラックの運転手の間では、彼女を車に乗せると、その運転手は 幸運に恵まれる、という噂がとびかう喜美子なのですが、 最初の出会いも、哲司が喜美子を車に乗せたことがきっかけで、 果たして哲司は幸運を手に入れることができるのでしょうか?
前回UPした「四十九日のレシピ」を読んで、この作家さんの作風が 好きになったのですが、この作品も期待通りで、好きになりました。 主人公が関わる人達が個性豊かで温かい。 たとえ離れ離れになっても、どこかで繋がっているような、 そんな安心感を与えてくれる人間関係がとても好きになりました。
けれど、順番で言うと、こちらの作品の方が「四十九日~」よりも 先に書かれているのですよね。
どちらもすごく気に入ってしまいました やはりハッピーエンドの小説は良いなぁ
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11月29日(火)17:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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