「ぎぶそん」 |
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| 伊藤たかみ(ポプラ文庫)
時代が昭和から平成に変わる頃、中2のギター少年ガクは 親友のマロ、幼馴染のリリィと共にガンズ&ローゼスのコピバンを 立ち上げようとしていた。 マロの兄貴から、ガクと同じクラスの「かける」がギターが上手いと聞き、 バンド仲間に入れようとするのだが、性格上、何かと問題の多い かけるは果たしてガクやマロ達とうまくやっていけるのか、 リリィとガクの関係は単なる幼馴染でおわるのか? 文化祭は無事に行われるのか? など、色んな問題に立ち向かう彼らの姿がまぶしい青春ストーリーです。
この小説を読んだら、私にとっては非常に懐かしい「ガンズ&ローゼス」が 無性に聴きたくなり、TUTAYAに行ってアルバムを借りてきました
今聴いても全然色あせてなくて、かっこいいアルバムでした。 もっともガンズがデビューした頃はすでにCDが普及してて、音質も 問題ないのですよね。
そんなワケでしばらくガンズはヘビロテ決定です
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1月14日(金)15:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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「家日和」 |
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| 奥田英朗(集英社文庫)
ネットオークションにはまってしまった主婦。 突然会社が倒産したことによって妻が働くことになり、 家事を引き受けることになった男。 妻が家財ごと家から出ていったために、家具や電化製品を 買い揃えなければならなくなったが、そんな日々に喜びを 感じるようになった男。 などなど、色んなかたちの夫婦をユーモラスに描いた短編集です。
それぞれが自分に、これでいいのだろうか?と問いかけながら 現実と向き合い、時には配偶者と意見が食い違いながらも 思いやりの気持ちは忘れない。 そんな、読後はとても温かい気持ちになる物語でした。
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1月12日(水)23:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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「重力ピエロ」 |
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| 伊坂幸太郎(新潮文庫)
主人公、泉水と2歳年下の弟の春は父母と共に、辛く悲しい過去を 背負いながらも家族仲良く暮らしていました。 やがて母親が病気で亡くなり、父親も重い病で入院するさなか、 春は市内で連続的に発生してる放火事件に、ある法則をみつけ、 泉水や父親を巻き込んでいくのです。
この物語は伊坂ファンによると好き嫌いがはっきりと分かれるようで、 好きな人は「伊坂作品の中で一番好き」と言い、嫌いな人は 「この作品の良さがさっぱりわからない」などと評価してるようです。 私は伊坂作品をまだ数冊しか読んでないので、断言はできませんが、 かなり好きな方にはいると思います。 テーマは重いし、あと味は決して良いものではないのですが、 兄弟や親子の関係がとてもいいし、会話の内容も面白いし、 最初から最後まで、存分に伊坂ワールドを堪能できました。 映画化もされてるようで、機会があったら観てみたいです。
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27日より、読書週間なのだそうです。 なのに私は27日からまるで本を読んでいません。 ひねくれてるわけではなく、ヤボ用が重なっただけなんですけどね。
ゆっくりと、温かいお茶でも飲みながら、読書を楽しみたいものです。
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10月31日(日)00:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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「どれくらいの愛情」 |
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| 白石一文(文春文庫)
三年ぶりに別れた夫と偶然再会し、驚くほど「他人」を実感した岬は 弟夫婦が紹介してくれた野上との結婚を考えるようになるのですが 一方で、さっぱり冴えない男だと思っていた同じ職場の安西の 意外な一面を発見したりして揺れ動くお話。
かつて自分の父親の不倫相手に抗議に行ったことのある知佳は 現在、妻子ある男と交際していて、自分が抗議した相手の立場になり、 かつての父親や、その不倫相手の気持ち、母親と妹の気持ち、 今の愛人の家族の気持ちなどをしみじみ考えるようになるお話。
結婚まで考えた女性に裏切られ、仕事一筋に生きてきた正平の元に、 その女性から五年ぶりに電話がかかってきます。 何気なさを装ったその電話に何かを感じた正平は、女性の仕事仲間を訪ねて 彼女が入院したことを知り、忘れようとしていた感情を蘇らせるお話。
などなど、4つの中篇からなる小説です。 白石氏の小説は初めて読みましたが、どのお話も「きちんと 丁寧に書かれている」という印象を持ちました。 ぶ厚い本なのに、中だるみすることなくスラスラ読めたのは テンポの速さだけでなく、「きちんと丁寧に」書かれているのに、 無駄な言葉など一切ないことにあるのだと思いました。 特にタイトル作「どれくらいの愛情」にでてくる霊能者の言葉は とても印象深くて、ひとつひとつが心に残りました。 また白石氏の作品を読んでみたくなりました。
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風邪が治りかけてきたな。。。と思いきや、 またぶり返してしまいました
寝ます。。。
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10月9日(土)21:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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「阪急電車」 |
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| 有川浩(幻冬舎文庫)
片道わずか15分の電車の中でおきる出会いと別れの数々。 偶然、隣に座った女性が図書館でよく見かける人だったり、 年配の女性が何気なく言った言葉が人生を変えるきっかけとなったり、 女子高生達の他愛もない会話に救われたり、電車の中で すれ違った人達のドラマが交錯する物語です。
「たまたま電車の中で居合わせた」人達の中で、これだけのドラマが 生まれるとは驚きでした。 人はちょっとしたことがきっかけで、人生が大きく変わることも あるのだな、と思いました。 そしてさっぱりした中に温かみが感じられる有川さんの文体が とても好きです。
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9月11日(土)11:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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