ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



趣味

「怪しい人びと」

   東野圭吾(光文社文庫)

同僚の男のデートのために、一晩部屋を貸したことがきっかけで、
他の同僚からも部屋を貸してくれと頼まれ、しぶしぶ引き受け、
ある朝、自分の部屋へ戻ると見知らぬ女がベッドで寝ていて・・・

4歳のひとり娘が部屋で一酸化炭素中毒で亡くなり、その直前に
再婚相手に考えていた尚美が不審な行動をとっていたことを
近所の主婦が目撃していた。
そして新婚旅行先で出会った老夫婦と共に行動しているうちに
意外な真実があきらかに・・・

高校時代、野球の大会にて大事な場面でアウトの審判が
くだされた。
タイミング的にはどう考えてもセーフだったのだが。
審判の誤審を疑いつつ野球部を去ってから、人生の歯車が狂いだした
男がとった行動とは・・・
などなど、不審な行動をとる人々の7つの物語です。

東野氏はどうしてこのような話を次から次へと思いつくのでしょうか。
思いがけない展開に開いた口がふさがらないまま、あっという間に
読み終えてしまう、切れ味の良い作品集でした。

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風邪を引いたわけでもないのに、数日前から寒気がしてしかたないのです。
冷え性だからなのか、それとも更年期なんちゃらかんちゃらなのか。。。
運動が足りないのかなぁ。。。



1月25日(月)22:06 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

「霧笛荘夜話」

   浅田次郎(角川文庫)

人生に疲れ果てて、生きる目的をなくしてしまった人々が
何故かたどり着いてしまう「霧笛荘」。
そこでは、わけ知り顔の管理人が優しく出迎えてくれます。
霧笛荘で暮らしながら、別の部屋の人や世間と少しずつ関わっていくうちに
本当の幸せの意味を見出していく、切なくて優しい連作短編集です。

浅田氏は切ない物語が得意なようですが、時々ホラーっぽい話を書くことも
あります。
このお話は、ホラーの要素も少し持ち合わせた切ない物語でした。

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気まぐれに煮豚を作ってみました。
煮豚を作ったのは初めてで、薄味になってしまいました。
決して不味くはなかったんですけどね
濃いめの味付けにして、もう少し煮込めば美味しくなりそうなので
明日、もう一度煮込んでみます。

相変わらず料理がヘタです。
我ながら情けなくなってしまいます



1月24日(日)21:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「かなしぃ。」

   蓮見圭一(新潮文庫)

中学時代の同級生の結婚式に出席するため、久しぶりに故郷を訪れ、
昔ほのかに憧れの気持ちを抱いていた女性と再会するお話。

幼い頃から家政婦としてずっと自分のそばにいて面倒をみてくれていた女性が
突然姿を消して以来、ずっと気にかかる存在であったが
ふとしたきっかけで彼女の消息を知ることとなったお話。

会社の上司に理不尽な任務を言い渡され、しぶしぶ取材に出掛けたが
そこで出会う人々と思いがけず気持ちが通じ合っていくお話。
などなど、読んだあとにじんわりと感動が伝わってくる短編集です。
蓮見氏の小説は前にも読んだことがありますが、どれも多くを語らず
行間を読ませるタイプで、感動的な話を書きながらも押しつけがましくないところが
良いな、と思うのでした。

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先日、とあるお店でリラックマのマグカップをみつけて、
買おうかどうしようか悩んでしまいました。

こんなことで悩むアホな私はアラフィフ世代



1月21日(木)23:07 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

「花まんま」

   朱川湊人(文春文庫)

小さな頃、一緒に遊んだ近所の身体の弱い男の子に意地悪をしてしまい、
その後、不思議な出来事がおきて後悔を覚える話。

「これを飼っていると家の中に幸せがもたらされる」と怪しげな男が売っていた
「妖精生物」という名の生き物を育てた家にもたらされた「幸せ」とは?

出身地のことでいじめにあい、孤独な少年がもてあました時間をつぶすため、
ふと訪れた墓地で出会った優しいお姉さんが話す悲しい事情とは?

大切に育ててきた幼い妹がある日突然おとなびた言葉をしゃべり、
「自分が生まれ育った場所へ戻りたい」と言い出した理由とは?

などなど、ノスタルジックで幻想的な話ばかりを集めた短編集です。
朱川氏の作品を読むのは今回が初めてです。
この本を書店でみかけて、最初に表紙の絵の可愛らしさに惹かれ、
手にとってみて、直木賞受賞作であることと短編集で読みやすそう、
という理由で購入しました。
大好きな作家、阿刀田高氏に作風が似てることもあって、
とても気に入ってしまった一冊です。

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先週の土曜日、ゆり様のライブに行ってきました。
ロケンローなゆり様を観たのは久しぶりだったし、やはり
ロケンローなゆり様はゆり様らしくて素敵だということを再確認して
しまいました。

そして長男と、以前一緒にバンドを組んでいたドラムのT君と、ゆり様とのライブは
段々と話が具体化してきています。
最近、T君がうちに来るようになって、曲作りをやっています。
すごく楽しみです



1月20日(水)23:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「ステップ・ファザー・ステップ」

   宮部みゆき(講談社文庫)

泥棒を生業とする主人公が落雷のショックで盗みに入ろうとした家の屋根から
転落してしまい、そこを隣家に住む14歳の双子の男の子に
助けられました。
聞くところによると双子の男の子の両親は、それぞれの愛人と
駆け落ちしてしまい、男の子達だけで暮らしていると言うのです。
それで男の子達は主人公に、警察に突き出さない代わりに
自分たちを養って欲しい。そして父親の出番が必要な時は
父親のふりをして欲しい、という条件を出すのです。
しぶしぶ引き受けるのですが、男の子達は、あどけない顔をしているのに、
なかなかしたたかで、次から次へと用事を言いつけてきます。
けれど両親がいないことに同情した主人公は、いつも文句をいいつつも
彼らの言いなりになってしまうのです。
そんな双子の男の子と泥棒の、奇妙な関係の物語です。

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昨日は天気が大荒れで、去年の台風18号よりも強かったのではないかと
いうくらいの風が吹き、雪は降るし停電するしで大変でした。
そして今日は買い物に出掛けた帰りに凍結した道路で転倒してしまいました
幸い、ケガは大したことありませんでしたが、へたすると
大ケガになるところでした。

皆様も、くれぐれも気をつけてください!

それにしても、今年の冬は厳しい。。。



1月14日(木)16:53 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理


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