「重力ピエロ」 |
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| 伊坂幸太郎(新潮文庫)
主人公、泉水と2歳年下の弟の春は父母と共に、辛く悲しい過去を 背負いながらも家族仲良く暮らしていました。 やがて母親が病気で亡くなり、父親も重い病で入院するさなか、 春は市内で連続的に発生してる放火事件に、ある法則をみつけ、 泉水や父親を巻き込んでいくのです。
この物語は伊坂ファンによると好き嫌いがはっきりと分かれるようで、 好きな人は「伊坂作品の中で一番好き」と言い、嫌いな人は 「この作品の良さがさっぱりわからない」などと評価してるようです。 私は伊坂作品をまだ数冊しか読んでないので、断言はできませんが、 かなり好きな方にはいると思います。 テーマは重いし、あと味は決して良いものではないのですが、 兄弟や親子の関係がとてもいいし、会話の内容も面白いし、 最初から最後まで、存分に伊坂ワールドを堪能できました。 映画化もされてるようで、機会があったら観てみたいです。
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27日より、読書週間なのだそうです。 なのに私は27日からまるで本を読んでいません。 ひねくれてるわけではなく、ヤボ用が重なっただけなんですけどね。
ゆっくりと、温かいお茶でも飲みながら、読書を楽しみたいものです。
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10月31日(日)00:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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