ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



趣味

ドリームタイム

 田口ランディ(文春文庫)

女流作家が主人公の連作短編集です。
どこにも「自叙伝」とは書かれてなかったのですが、
主人公は「田口さん」と呼ばれていたので、田口さん自身のことではないかと
思われました。
前半は、恋人にふられて寂しさのあまり、公園でみかけた
ピエロの格好をした男の人に話しかけたり、切ない話が多いのですが、
後半、主人公は結婚して子どももいて、そのあたりから神がかり的な話が
多くなり、主人公はその手の話を信じているとは、はっきり書いてないまでも、
興味を持っていることは確かで、そのようなことは私には
難しくてちょっと理解できませんでした。
けれどラストの、好きだった人との思い出にひたりながら旅する話は
田口さんらしさがにじみ出ていて良かったと思いました。

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映画「デスノート」は、はまりました。
非常に面白かったス。
藤原くんも良かったけど、松山ケンイチという人にも興味でてきました。



2月9日(土)09:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

羊をめぐる冒険(上)(下)

 村上春樹(講談社文庫)

「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」に続く三部作の完結編です。

離婚したばかりの主人公のところに、行方不明になっていた
「鼠」と呼ばれる友人から手紙が届きます。
そこには草原に群れる羊の写真が同封してあり、
「この写真を人目につくところに持ち出して欲しい」と書かれてあります。
そこで仕事で製作した、保険会社のPR誌に、その写真を載せるのですが、
それがきっかけで、主人公の人生が大きく変わっていくのです。

以前にも書きましたが、村上春樹の小説の感想を言うのは非常に難しいです。
わけのわからない比喩がたくさんでてくるし、いったい何を言いたいのかも
さっぱりわからないし。

けれど、そのわけのわからなさが好きで、私はいつかきっと、この本を
再読してしまうだろうし、他の作品も読むだろうと思うのです。

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ウチの「腕枕ネコ」は私の左腕しか枕にしません。
ずっと左腕だけで腕枕していると痺れるので、右腕に移動させようとすると
「腕枕ネコ」は怒ってどこかに行ってしまいます。
「腕枕ネコ」を怒らせてしまう、というのは私としては不本意なので、
どれだけ左腕が疲れても、我慢して耐えています。

腕枕でくつろいでいると、「腕枕ネコ」はネコ特有の、
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ・・・・・という音を立てて、
しかもグ~グ~グ~という、いびきの音まで立てて寝入ってしまうので、
うるさいし、左腕は痛いしで、トホホな気分で寝ています。

でもいいの。「腕枕ネコ」が幸せならそれで。



2月6日(水)14:13 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

ハツカネズミと人間

 スタインベック
 大浦暁生/訳(新潮文庫)

一軒家と農場を持ち、うさぎを飼って暮らす、という夢を持つ
ジョージとレニーは、いつもふたりで行動し、あちこちの農場を転々としながら
働いていました。

ジョージは頭の弱いレニーに問題を起こされる度に農場を移らなければならない日々に
うんざりしていますが、幼い頃から自分を慕っていたレニーを見放すことはできないでいます。

職業紹介所で紹介してもらい、やっとたどり着いた農場で
新しい仲間をみつけ、夢に一歩近づいたかにみえた二人に、
過酷な運命が襲いかかります。


人の世の不条理さが浮き彫りにされたようなラストに、読後は
ブルーな気持ちになってしまいますが、かといって読んだことを後悔しないのは、
文章の組み立て方の巧さと、奥行きの深さがあるからだと思います。

作者の文章力もさることながら、訳者の力量の大きさも感じられる小説でした。

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最近、長男の学食の値段を知って驚きました。
カツ丼150円、焼きソバ、オムライス各120円。
味も量も決して悪くないそうです。

食べ盛りの男の子が二品頼んで、飲み物を買っても、500円あれば足りるのです。

私が作るワンパターンなお弁当より、学食で食べた方が良いような気がしました。

てなワケで、週に一度か二度、学食で食べる日にしないかと、
交渉中です。



1月30日(水)21:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

高慢と偏見(上)(下)

 ジェーン・オースティン
 富田彬/訳(岩波文庫)

のどかな田舎町に住む、五人姉妹がいるベネット家の近所に
独身で資産家のビングリー氏が引っ越してきます。
ベネット家のお母さんは、自分の娘の誰かがビングリー氏に
見初められるかもしれないと張り切り、お父さんはさっぱり気のない様子。

やがて開かれる舞踏会で、ビングリー氏はベネット家の長女で
穏やかで品の良い、ジェーンを気に入ります。

一方、次女のエリザベスは、ビングリー氏の親友、ダーシー氏に
人前で侮辱的な発言をされ、最悪な印象を持ちます。

気さくで温厚なビングリー氏とは対照的な、高慢で無愛想なダーシー氏は
エリザベスに冷たい態度をとられながらも、彼女の知的で明るく活発で
家族思いな人柄に惹かれていくのです。

果たしてビングリー氏とジェーン、ダーシー氏とエリザベスの恋の行方は?

↑ストーリーはこんな感じなのですが、200年以上も前に
書かれた作品とは思えないほど読みやすく、特に男と女のことに関しては
いつの時代も変わらないものだと知ってニンマリしてしまうほどでした。

タイトルだけみれば、哲学的な難しいことが書かれているような印象を持ちますが、
決してそんなことはなく、ベネット家のお母さんのバカ母ぶり、
五姉妹のうち、三女と四女のイケイケねえちゃん(死語?)ぶり、
五姉妹の従兄のコリンズ氏のヌケサクぶりに、かなり笑わせてもらいました。

この小説は、同タイトルで「ちくま文庫」、「自負と偏見」というタイトルで
新潮文庫からも出版されています。
それぞれ訳者が違うので、いつか訳比べもしてみたい、と思いました。

余談ですが、「ユー・ガッタ・メール」という映画でトム・ハンクスと
メグ・ライアンが待ち合わせる時、目印として使ったのが、この本でした。



1月17日(木)14:27 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

連休のこと

しばらく放置してしまいました~!

お正月は「どこにいっても混んでるから」という理由で
ほとんど家で過ごしてしまったのですが、その反動からか、
この連休は無性に出掛けたくなってしまい、ムキになって
出掛けてしまいました(笑)

土曜日(12日)、
国道8号線沿いにある、大きな中古ものを扱うお店に行き、
マッキー(槇原敬之)の初期の頃のアルバムを5枚も買ってしまいました。
「どんなときも」や「もう恋なんてしない」がヒットした頃は
マッキーにさっぱり興味がなかったのに、2年位前から何故か
その歌声に癒されるようになりました。

日曜日(13日)、
息子ふたりと電車に乗ってN潟駅へ行き、名前は忘れちゃったけど、
店内で飲食できるパン屋さんでお昼を食べ、その後長男は別行動。
私と次男はヨドバシカメラやジュンク堂書店で買い物。
「続・高慢と偏見」をみつけたので購入しました。

月曜日(14日)、
長男はバンドの練習に出掛けたので、私と次男はミスドへ行き、
ドーナツ1個100円セール最終日だったので、沢山買い込んできました。

↑なんか、こうして書いてみると大したことしてないのね、私

ここしばらく温泉に行ってないです。
そろそろ行きたいなぁ。。。


今日、外は大雪です。
雪は、降るべき時にちゃんと降らないと、農作物がしっかり
育たないそうなので、たまにはよしとしましょう。



1月16日(水)15:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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