ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



趣味

「先達の御意見」酒井順子

   (文春文庫)

阿川佐和子、内田春菊、瀬戸内寂聴、田辺聖子、林真理子、などなど、
雑誌の企画で十人の、人生の諸先輩方と対談したものをまとめた本です。
それぞれ濃い人生を送っている方々ばかりで、考え方も違っていて、
それを酒井さんが自分の意見もさりげなく言いつつも、聞き役に徹している、
そんなところが伺えて、益々酒井さんに対して好感持てた内容でした。

そして田辺聖子さん、瀬戸内寂聴さんなども、暖かい人柄がにじみ出るような
ご意見を言ってくださって、読後、爽やかな気分になりました。



5月2日(金)11:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

それは誤解です!

読みかけの本をテーブルの上におきっぱなしにしていたら
長男がそれをパラパラとめくり、「あ!」という顔をしたかと思うと
いきなり朗読をはじめました。

それには「う○こ」とか「ち○こ」といった下ネタな言葉が満載で
そばで聞いていた次男に「なにそれ~!すごい下品じゃん!
オカンてば、そんな本ばっかり読んでる!」とあきれられてしまいました。

以前も似たようなことがあり、その時は本の中で中学生男すぃ~が
同級生の男すぃ~に迫る場面があり、けれどそれはそのテの
ボーイズラブ的な内容ではなく、ただ、ふざけてただけなのですが、
よりによって、その場面だけを読まれて本の中身全体を誤解されたのです。
その誤解が解けぬまま、今回も変態チックな場面だけを見つけられて、
「オカンは変態的な本ばかり読んでる」レッテルを貼られてしまったのです。

誤解です!
誤解ですってば!

しかし、誤解を解くのは案外難しいものです。
今度これみよがしに純文学の本でもテーブルの上に置いてみようかな。

太宰治「人間失格」とか。

タイトルが自分に似合いすぎてて恐い。。。



4月23日(水)21:31 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

本の感想

読んだ本がたまったので、一気に感想を。

・「煩悩カフェ」酒井順子(幻冬舎文庫)

「負け犬の遠吠え」でおなじみの酒井さんのエッセイです。
女の人なら誰にでも覚えのある、数々の煩悩を赤裸々に語る本です。
「ミニスカートの中が見たい煩悩」
「映画館で、前の人を殴りたい煩悩」
「他人を太らせたい煩悩」
「カップラーメンを食べたい煩悩」
「女であることを利用したい煩悩」
「夫の○を願う煩悩」などなど。
目次を読んだだけで共感できます。
中身を読むと「よくぞ言ってくれました!」と更に共感できます。
「ミニスカート~」の項目では、「駅の階段は見えそうで見えない。
もしかしたら見えない角度を研究して階段が作られたのでは?」など、
かなり笑えます。
私がもっとも共感を覚えたのが「夫の○を願う煩悩」です。
○の部分は過激なのでご想像におまかせします(笑)
ただ、酒井さんの名誉のために言っておきますが、どの項目でも
毒のある言葉で攻撃的に書かれているわけではなく、反感をもたれないように、
かなり言葉を選んだ、穏やかな内容になっています。
誰でも心の中でこっそり意地悪なことを願ったりすることはあるものです。
それを表に出さずに、こっそり想像して楽しむくらいのことは
あっても良いのでは?と、いった内容になってますので、安心して読めます。

・「東京夜話」いしいしんじ(新潮文庫)

いしいさんのデビュー短編集です。
宇宙人がでてきたり、人間が生ゴミになったり、シャケとマグロが恋したり、
かなりシュールな内容になっています。
シュールなものが苦手な人にはオススメできませんが、
あまりにワケがわからなすぎて、そのわからなすぎるところが
村上春樹を髣髴とさせるので、私には楽しく読めました。
特に「クラブ化する日本」は、銀座について書かれたものを
いしいさんが翻訳した、という設定になっていますが、
銀座が間違った解釈で語られてるところがとても面白かったです。

・「空中ブランコ」奥田英朗(文春文庫)

トンデモ精神科医、伊良部シリーズの第二弾で、直木賞受賞作でもあります。
前作がとても面白かったので、この作品の文庫化を楽しみにしてました。
(基本的に本は安い、持ち運び便利、という理由で文庫を買うようにしています)
跳べなくなったサーカスのブランコ乗り、尖端恐怖症のヤーサン、
義父のカツラをとりたい衝動にかられるお医者さん、など、
今回もあらゆる患者さんが伊良部医師を訪ねてきますが、
最初は医者とは思えない行動ばかりとる伊良部に反感を持ちながらも
心を開かずにいられないのは、伊良部がいつの間にか患者さんと行動を共にし、
自然に痛みを分かち合うことになるのが良いのだと思います。
今回も非常に楽しく読めたので、次回作の文庫化が待ち遠しいです。



4月18日(金)17:07 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

「天使の梯子」村山由佳

   (集英社文庫)

「天使の卵」の続編です。
その「天使の卵」は、若い人達には好評だったようですが、
私はラストがあまりにも悲惨で救いようがなくて、好きに
なれませんでした。
では何故、好きになれない作品の続編を読みたくなったのかというと、
もしかしたら続編で少しは救われるのだろうか、と思ったからです。

で、読んだ結果は、ホッとできたし、救われる気がしました。
内容については少しでも触れると、かなりネタバレになる気がするので、
一切触れません。
ですが前作「天使の卵」を読んでなくても、これ一冊で充分に堪能できる
内容になっていることは確かですし、逆にこの作品を読んでから
「天使の卵」を読んでも、違和感なく読めると思います。

村山作品はラストが救いのないものが多いのですが、それでも
読みたくなってしまうのは、文体が綺麗で、登場人物達の心理描写が
すごく的確だからです。
「天使の卵」「天使の梯子」、この二作も、それを楽しむことができました。

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今日は長男と出掛けました。
前から、春休みにヘアーアイロンを買ってあげる約束をしてたので。
家に帰って早速試してみると、長男の天然パーマがみるみる真っ直ぐに。

なんか、別人みたいでヘンな感じがしました。
「天然」じゃなくて、普通の人のような。。。



3月29日(土)21:46 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

腕枕ネコ発見

今日は長男の洋服を買いに出掛けました。
先日ミュージックコンテストに出た時、長男のバンド仲間がみんな、
お洒落な格好をしていたのです。
ボーカル君なんて、髪型までヘアーサロンに行ってきたばかりです!
みたいな感じでバッチリ決めてたし。

それを見たら地味な長男が可哀相になってしまいました。
黒いYシャツに黒いジーパン、という普段着で。

お洒落したい年頃でもあるし、今後は気をつけてあげなければいけないな、と
思ったのでした。

しかし、出費が。。。。。辛いス

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「しょこたん」のブログをのぞいたら、ネコに腕枕してました。
意外と「腕枕ネコ」は、珍しくないのかもしれません。

トゥットゥル~!



3月20日(木)22:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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