ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



趣味

「パレード」川上弘美

   (新潮文庫)

「センセイの鞄」の、センセイとツキコさんの、もうひとつの物語です。
以前読んだ「センセイの鞄」がとても好きだったので、
この本が出た時はとても嬉しかったです。

「センセイ」は相変わらず「センセイ」らしくていい。
ツキコさんが、そうめんを茹でて、水で洗って大鉢に盛ったら、
「ツキコさん、そうめんはね、それじゃだめですよ。」と
一束ずつ、くるりとまるめるところがセンセイらしくて、非常にいい。

このお話は、主にツキコさんの小さな頃のお話で、
イラストも所々に入っていて童話のようで、ほのぼのとした気持ちになりました。

「センセイの鞄」を読んでなくても充分に楽しめる内容なのですが、
センセイとツキコさんの間柄がわかっている方が、より楽しめると思うので、
興味のある方はぜひ、「センセイの鞄」も読んでみてください。

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まいったなぁ。。。

どうも今度の春休みには、来客が沢山ありそうなのです。

長男が三日間、勉強合宿でいなくなる時があって、
その期間は、次男が友達を連れてくるだろうし、

それ以外は、長男の中学校時代の後輩の女の子がギターを習いに来るというし。。。

ヤツ(長男)はヒトにモノを教えられるのか?。。。

おまけに長男は、バンドのメンバーもウチに呼びたい、とか言ってるし。

てことは。。。キャ~ッ!ドラム君も来るのね

などと、はしゃいでる場合じゃない!


この「汚宅(おたく)」を、なんとかせねば。


ふう。。。。。


やる気がでないので、「汚宅ソング」でも作ろうかしら。

ラララ~
ガンプラ片付けなきゃ~
ガンプラの~空き箱もたまったし~
昔のゲーム機も出したまま~
ビデオも整理しなくちゃ~

↑これじゃあ、「汚宅ソング」じゃなくて「オタクソング」だわん!



3月13日(木)15:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「空を飛ぶ恋」新潮社編

   (新潮文庫)

「ケータイがつなぐ28の物語」という副題がついていて、
28人の作家がケータイにまつわるお話を書いています。
小池真理子、重松清、唯川恵、石田衣良、川上弘美など、
好きな作家の作品が載ってるので読んでみました。

タイトルには「恋」とありますが、恋愛がらみの話ばかりではなく、
時には親子だったり、友達だったり、仕事仲間だったり、
ケータイが繋ぐ、心温まるお話や、切ないお話が描かれています。

それぞれのお話も良かったのですが、お話の終わりについてる写真も、
その内容に合っていて、楽しめました。

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風邪のせいで、集中力がおちて読書ペースも落ちてしまいました。
ブログ打ってても、頭の中がまとまりません。
今日は早めに寝ます。
やれやれ。



3月10日(月)21:08 | トラックバック(0) | コメント(3) | 趣味 | 管理

「負け犬の遠吠え」酒井順子

   (講談社文庫)

数年前に話題になった本をやっと読みました。
自虐ネタを面白おかしく語っているのかと思っていたのですが、
意外にも、と言っては失礼ですが、日本における少子化や晩婚化のことなどを
真面目に語っていて、しかも真面目な中に所々ユーモアも混じっていて、
読みやすく、とてもためになる本でした。
この酒井さんという人は、とても文章力のある人だと思いました。
酒井さんの書いた小説が読んでみたい!と思ったのですが、
残念ながらエッセイしか出してなくて、しかも今後も小説を書く予定はないとか。

非常に残念です。

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「高山なおみ」さんのような、季節感あふれるブログを目指していたというのに、
根が面倒くさがりなので、バレンタインデーも、新しい月に変わったことも、
ひな祭りも、すべてスルーしてしまいました

イカンなぁ。。。

そんなワケで遅ればせながら。

雛あられが好きなので、一昨日(3日)は雛あられを食べました。

それだけです

今日は「啓蟄」です。
啓蟄だから特になにをするわけではないのですが、
午前中に実家のオカンが来る、というので慌てて床の上に散乱してるものを片付け、
掃除機をかけよう、としたところでオカンが来てしまいました。

「ちらかってるよ~!」と言いながら部屋に招き入れると、
「あら、この前来た時より片付いてるじゃない。」と言われてしまいました。
すごく恥ずかしかったのと情けないのとで、今後はまめに真面目に掃除をしようと
決心したのでした。
これが私の「啓蟄の日」です。

↑こんな調子なので、逆立ちしても地球がひっくり返っても、
高山さんのようなブログは書けそうもありません

掃除の続きをやろ~っと。



3月5日(水)14:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「雪沼とその周辺」堀江敏幸

   (新潮文庫)

小さな雪国に住む人々の、移ろいゆく時の流れを静かに綴った短篇集です。
連作なので、前にでてきた人が次の作品にちらっと出てきたりもします。
この作者のことは今まで何も知らなかったのですが(すみません!)
私の好きな料理研究家「高山なおみ」さんのブログに、この本が
とても良かった、とあったので読んでみたくなったのです。

この物語にでてくる人々の距離感、温かさが程よくて、それぞれ切ない内容なのに
読後は優しい気持ちになりました。

なお、高山さんは長い間ブログを更新し続けていて、「日々ごはん」という
ブログ本も何冊も出しているのですが、残念なことに今月一杯で
ブログ更新をやめるそうです。
高山さんのブログは食べ物を扱う仕事をしている人らしく、
季節の微妙な変化にも敏感で、好奇心も旺盛で、行動的で社交的で
毎回読むのを楽しみにしていただけに、残念でなりません。

高山さんは、中国の姉妹がでてくる「サントリーウーロン茶」のCMの料理を
作った人です。
最近のそのCMでは「ドーナツ食べる?」というシーンがありますが、
そのドーナツも高山さんが作ったそうです。

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今朝、兄嫁さんから電話をもらいました。
兄嫁さんは普段、とても忙しい人なのですが、たまに仕事が休みになって
時間ができると「最近どうしてる?」と電話をくれるのです。
話したいことが沢山たまってたので、ついついしゃべりまくって
しまいました。
ほとんどが愚痴でした。
もらった電話なのに。。。



2月25日(月)21:14 | トラックバック(0) | コメント(4) | 趣味 | 管理

「半パン・デイズ」重松清

   (講談社文庫)

幼稚園を卒園すると同時に、家庭の事情で東京から瀬戸内の小さな町に
引っ越した男の子の、小学生時代の物語です。

小学校へ上がると、すでに周りの人達は知り合い同士で、都会から来た少年は
名前で呼んでもらえず「トーキョー」などと呼ばれ、なかなか馴染めずにいながらも、
伯父さんや従姉達、伯父さんの会社で働く若い青年、突然同居することになった
遠縁のおばあちゃんなど、色んな人々と関わり、少しずつ成長していきます。

70年代のお話なので、アポロ11号が初めて月に着陸した時のことや、
大阪万博のこと、仮面ライダースナック、当時人気のあった
「天地真理」という女性歌手、刑事ドラマ「太陽にほえろ」のことなど、
私の世代の者には懐かしいお話がたくさんでてきました。

そして重松さんは「矢沢永吉」の大ファンなので、小説の中には大抵、
永ちゃんのことがでてきます。
小説の中の誰かが永ちゃんのファンだったり、あるいは街中を歩いていると
永ちゃんの歌が流れてきたり。

しかし今回は70年代の小学生の話なので、いくらなんでも
出てこないだろう、と思って読みすすめていくと、
主人公の男の子の苗字が「矢沢」とあって、やられた~!と思ってしまいました

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身体の調子はだいぶ良くなってきました。
しかしながら昨日、今日と外は吹雪いて、当分の間は寒い日々が続きそうです。



2月24日(日)21:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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