ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



趣味

The MANZAI 1~4

 あさのあつこ(ピュアフル文庫)

哀しい過去を持つ中2の瀬田歩は、湊市立湊第三中学校に転校して
一ヶ月経ったある日、クラスメイトでほとんど口を利いたことのない秋本貴史に
呼び出されます。
待ち合わせの場所に恐る恐るいってみると、突然に「一緒に漫才やろう!」と
誘われます。
それ以後、何かと貴史は歩に絡んできて、最初は戸惑いながらも
次第に貴史に心を許していき、他にも学級委員の高原有一、森口京美、
京美の親友の篠原友美、貴史と同じサッカー部の蓮田伸彦、
貴史の幼馴染で学校一の美少女、萩本恵菜と関わって友情を深めていくのです。

この、歩と貴史の会話がすでに「漫才」のようで非常に面白いし、
歩が以前の学校では得られなかった人間関係や仲間意識など、
自然に深めいくところなどが感動的でした。

今のところは4巻までしか出ていないのですが、続きが発売されるのが
楽しみな小説です。



12月27日(木)20:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

コンビニ・ララバイ

 池永陽(集英社文庫)

妻子を事故で亡くし、まるでやる気のないコンビニの店長と、
そのお店に関わる人々の物語です。

お店にパートで働く、悲しい過去を持つ女性、
堅気の女性に惚れて、その道から足を洗おうとするヤーさん、
身体を張ってもなかなか主役の座を射止められない女優の卵、
恋人の言いなりにしかなれなくて犯罪を繰り返す女子高生、
などなど、色んな人々の人生模様が描かれています。

解説では「重松清と浅田次郎を足したような小説」とあり、
まさしくその通りだと思いましたし、感動したりもしましたが、
ハッピーエンドが好きな私といたしましては、悲しい場面が
多すぎるかな、と思ってしまいました。

もう少し、それぞれの登場人物に救いがあってもいいような気がしました。
せめて、コンビニの店長さんだけでも、幸せになってもらいたい、
そう願わずにはいられませんでした。

=====

もはや主婦なら(主婦じゃなくても)誰でも知ってるかもしれませんが、
すぐれもののスポンジ(?)をみつけました。

真っ白いスポンジ状のもので、洗剤をつけなくても、軽くこするだけで
あっという間に汚れが落ちてしまうのです。

お風呂場、洗面台、台所のシンクなど、綺麗になりました。

そして、そのスポンジは、水洗いするだけでスポンジ本体の汚れが
落ちるのですが、どうしても落ちない場合、汚れた部分を削ると、
また使える、というすぐれものです。
貧乏人の強い味方です。

けれど、このスポンジの名前がわかりません。
私が買ったものの袋には
「油汚れも水あかも落とせるクリーナー」としか書いてないのです。

そんなワケで今日も「油汚れも水あかも落とせるけど名前のわからないクリーナー」
でお掃除です。

=====

小栗旬さま~!
お誕生日おめでとうございます!



12月26日(水)14:52 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

檸檬のころ

 豊島ミホ(幻冬舎文庫)

ある田舎の雪国の高校にまつわる生徒達や、かつて生徒だった大人達の
ちょっと切ない青春連作短編集です。

以前、青春小説は苦手だ、と言ったことがありましたが、
「苦手だ、苦手だ、と言いながら結構読んでるじゃん!」と友人に
指摘されたこともあり、

あるいは、苦手意識をなくさせるくらいの良い作品にめぐり合う機会が
最近増えたので、もう「青春小説は苦手だ!」と言うのを
やめようかと思います。

何故、青春小説が苦手だったか、というと、
例えば、内緒話をしてる時に偶然、一番聞かれたくない人に
聞かれてしまうとか、現実ではめったにない偶然が重なりすぎていたり、
若い男女がやたらと仲が良くてイチャつくシーンがあったり、
わざとらしい演出にイライラしてシャ~!(威嚇してる時のネコを想像してください)
の状態になったりするので、避けていたのです。

ところが、最近はイライラすることもなく「お!これ、いいじゃん!」と
思う作品に出会うことがあります。

この作品も、そうでした。

短編の、どのお話もどこかで誰かが・・・自分自身だったり、あるいは
友達だったり、経験してるような出来事であり、
登場人物の誰しもに、共感できてしまうのです。

若い人達が読んでも、もちろんいいし、大人になった人達が読んでも
昔を懐かしむことができて、堪能できる内容だと思います。



12月17日(月)15:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

間宮兄弟

 江國香織(小学館文庫)

間宮兄弟は「オタク」です。
本、音楽、映画が好きで、人付き合いが苦手で、
30過ぎてるけど、兄弟で一緒に仲良く暮らしています。

周りの人達からは「キモイ」と言われているのですが、
彼らは世間に流されずに、自分の生き方を貫いてるだけなのです。
そんな兄弟の日々が淡々とした文章で綴られています。
ちょっと切ない恋の話なんかもでてきて、健気な兄弟を
応援したくなるのでした。

=====

ゆうべは、あまり咳がでなくて、「腕枕ネコ」も腕の中に戻ってきてくれて、
グウグウと寝息を立てて安心しきっているような寝顔をみてたら、
「ウザイ、なんて思ってごめんね!」と思ったのでした。

ニャンコは可愛いです。



12月10日(月)20:43 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

あかね色の風/ラブ・レター

 あさのあつこ(幻冬舎文庫)

タイトルの通りに、ふたつのお話が入っています。
ひとつは小学6年生の女の子同士の友情のお話。

女の子同士というと、トイレに行くにも一緒の友達を想像してしまいますが、
このお話の女の子達は、同じクラスなのに普段は別々に行動しています。
だけど、お互いに共通する興味のある出来事に出くわすと、
一緒に出掛けたり、行動を共にしたりする、というさっぱりした関係なのです。
すごくさっぱりした関係なのに、ちゃんと分かり合っている、
そんな、実に羨ましくなるような友達関係なのでした。

もうひとつは小学5年生の女の子の小さな恋のお話です。
この物語の中では、好きな男の子にラブレターを書くのが流行っていて、
「電話やメールで告白なんて、もう古い!」のだそうです。

好きな男の子を見つめる視線、手紙の内容がすごく可愛くて、好感持てました。

あさのさんのあとがきに、大人になると少女の頃のような
純粋だったり、激しかったりした気持ちを忘れてしまいがちですが、
もう大人だから、トシだから、あの頃に戻ることなんかできない、
などと言わずに、あの頃の凛々しかった気持ちを思い出しましょうよ、
といった内容のことが書かれていました。

それで、少し前に読んだ雑誌に載っていた記事のことを思い出しました。

それによると、女の人は50代くらいになると思春期の頃と同じような
ホルモンが出るのだそうです。
いわゆる「恋に恋してた頃」のような。
それで、その年代の女性達がヨン様のおっかけやったりするのは、
非常に理にかなった出来事なのだそうです。

しかしですよ、50代じゃなくても、ホルモンなんか出てなくても、
思春期じゃなくても、私には、そんなの関係ないです!(流行語みたい。笑)
やっぱり小栗旬はエエ。
ただ、それだけです。



12月6日(木)21:16 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理


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