ハツカネズミと人間 |
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| スタインベック 大浦暁生/訳(新潮文庫)
一軒家と農場を持ち、うさぎを飼って暮らす、という夢を持つ ジョージとレニーは、いつもふたりで行動し、あちこちの農場を転々としながら 働いていました。
ジョージは頭の弱いレニーに問題を起こされる度に農場を移らなければならない日々に うんざりしていますが、幼い頃から自分を慕っていたレニーを見放すことはできないでいます。
職業紹介所で紹介してもらい、やっとたどり着いた農場で 新しい仲間をみつけ、夢に一歩近づいたかにみえた二人に、 過酷な運命が襲いかかります。
人の世の不条理さが浮き彫りにされたようなラストに、読後は ブルーな気持ちになってしまいますが、かといって読んだことを後悔しないのは、 文章の組み立て方の巧さと、奥行きの深さがあるからだと思います。
作者の文章力もさることながら、訳者の力量の大きさも感じられる小説でした。
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最近、長男の学食の値段を知って驚きました。 カツ丼150円、焼きソバ、オムライス各120円。 味も量も決して悪くないそうです。
食べ盛りの男の子が二品頼んで、飲み物を買っても、500円あれば足りるのです。
私が作るワンパターンなお弁当より、学食で食べた方が良いような気がしました。
てなワケで、週に一度か二度、学食で食べる日にしないかと、 交渉中です。
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1月30日(水)21:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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