ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2009年7月20日を表示

「R・P・G」

   宮部みゆき(集英社文庫)

ネットの掲示板で疑似家族を作っていた男性が殺され、その容疑が
疑似家族にかかりました。
しかし、その3日前に絞殺された、疑似家族とはなんの接点もない女性と
遺留品が共通していて、捜査は混乱します。

「家に不審な電話がかかってきたり、見知らぬ男が家のまわりをうろついてた。」
という男性の娘の証言から、疑似家族を取調室に呼び、その場面を見せて、
何か思い出すことはないかと娘の反応をみるのです。

この物語は場面があまり動くことがなく、ほとんどが警察の
取調室で話がすすんでいきます。
そのせいか、お芝居を観ているような気持ちになり、どきどきしながら
話の展開を楽しむことができます。
途中から、だいだい犯人の見当はつくのですが、それでも
つまらなくなるということはなく、やはりどきどきしながら読めるのは
宮部さんの手腕によるものだと思います。

やっぱり宮部さんは面白い!

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ここ数日、雨の日が続いたので庭に出ることはありませんでした。
今朝、久しぶりに晴れたので庭にでてみると、巨大ひまわりに
朝顔のつるが巻き付いていました。

まるで小さな子どもがお母さんにおんぶしてるようで、微笑ましい光景でした



7月20日(月)23:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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