ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2007年12月6日を表示

あかね色の風/ラブ・レター

 あさのあつこ(幻冬舎文庫)

タイトルの通りに、ふたつのお話が入っています。
ひとつは小学6年生の女の子同士の友情のお話。

女の子同士というと、トイレに行くにも一緒の友達を想像してしまいますが、
このお話の女の子達は、同じクラスなのに普段は別々に行動しています。
だけど、お互いに共通する興味のある出来事に出くわすと、
一緒に出掛けたり、行動を共にしたりする、というさっぱりした関係なのです。
すごくさっぱりした関係なのに、ちゃんと分かり合っている、
そんな、実に羨ましくなるような友達関係なのでした。

もうひとつは小学5年生の女の子の小さな恋のお話です。
この物語の中では、好きな男の子にラブレターを書くのが流行っていて、
「電話やメールで告白なんて、もう古い!」のだそうです。

好きな男の子を見つめる視線、手紙の内容がすごく可愛くて、好感持てました。

あさのさんのあとがきに、大人になると少女の頃のような
純粋だったり、激しかったりした気持ちを忘れてしまいがちですが、
もう大人だから、トシだから、あの頃に戻ることなんかできない、
などと言わずに、あの頃の凛々しかった気持ちを思い出しましょうよ、
といった内容のことが書かれていました。

それで、少し前に読んだ雑誌に載っていた記事のことを思い出しました。

それによると、女の人は50代くらいになると思春期の頃と同じような
ホルモンが出るのだそうです。
いわゆる「恋に恋してた頃」のような。
それで、その年代の女性達がヨン様のおっかけやったりするのは、
非常に理にかなった出来事なのだそうです。

しかしですよ、50代じゃなくても、ホルモンなんか出てなくても、
思春期じゃなくても、私には、そんなの関係ないです!(流行語みたい。笑)
やっぱり小栗旬はエエ。
ただ、それだけです。



12月6日(木)21:16 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理


(1/1ページ)