あかね色の風/ラブ・レター |
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| あさのあつこ(幻冬舎文庫)
タイトルの通りに、ふたつのお話が入っています。 ひとつは小学6年生の女の子同士の友情のお話。
女の子同士というと、トイレに行くにも一緒の友達を想像してしまいますが、 このお話の女の子達は、同じクラスなのに普段は別々に行動しています。 だけど、お互いに共通する興味のある出来事に出くわすと、 一緒に出掛けたり、行動を共にしたりする、というさっぱりした関係なのです。 すごくさっぱりした関係なのに、ちゃんと分かり合っている、 そんな、実に羨ましくなるような友達関係なのでした。
もうひとつは小学5年生の女の子の小さな恋のお話です。 この物語の中では、好きな男の子にラブレターを書くのが流行っていて、 「電話やメールで告白なんて、もう古い!」のだそうです。
好きな男の子を見つめる視線、手紙の内容がすごく可愛くて、好感持てました。
あさのさんのあとがきに、大人になると少女の頃のような 純粋だったり、激しかったりした気持ちを忘れてしまいがちですが、 もう大人だから、トシだから、あの頃に戻ることなんかできない、 などと言わずに、あの頃の凛々しかった気持ちを思い出しましょうよ、 といった内容のことが書かれていました。
それで、少し前に読んだ雑誌に載っていた記事のことを思い出しました。
それによると、女の人は50代くらいになると思春期の頃と同じような ホルモンが出るのだそうです。 いわゆる「恋に恋してた頃」のような。 それで、その年代の女性達がヨン様のおっかけやったりするのは、 非常に理にかなった出来事なのだそうです。
しかしですよ、50代じゃなくても、ホルモンなんか出てなくても、 思春期じゃなくても、私には、そんなの関係ないです!(流行語みたい。笑) やっぱり小栗旬はエエ。 ただ、それだけです。
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12月6日(木)21:16 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理
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