ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2010年3月31日を表示

「遠まわりの雨」について

先週の土曜日(27日)に「遠まわりの雨」という2時間ドラマを
やってまして、山田太一氏脚本というので興味持って観ましたが、
非常にいいドラマでした。
誰かと、そのドラマについて語り合いたいと、あちこちの人に聞いてみても
残念ながらドラマを観た人はいなかったのです。
こんな時はやはりネットが便利です。
調べて感想が載ってるところをみつけたのですが、やはり
大抵の人は「良かった」と言ってました。

そのドラマのストーリーを簡単に説明すると、昔恋人だったふたりが
20年ぶりに再会して、果たして不倫の道に走るのかどうか、というのが
テーマなんだけど、結果としては「お互い家庭があるから」
という理由で
気持ちにブレーキかけてしまうのだけど、そこに至るまでの
色んな過程がどれもこれも切ないのです。
そして渡辺謙さんと夏川結衣さんが、期待通りに熱演してたのが
また、切なさを倍増してましたね。
夏川さんが自転車で走る街の風景とか、謙さんが滞在するホテルとか、
背景の作りも良かったし、山田太一氏の独特の台詞まわしも
ストーリーに合ってたし、味のある役者さん達があちこちに
カメオ出演してたし、久しぶりに出来の良いドラマを観た、という
気がしました。

しかし、ラストの一番切ないシーンで泣きそうになってるところに
風呂あがりの長男がやってきて「んで、このふたり、結局どうなった?
なんもなかった?うん、それがエエね。」などと話しかけてきたので
せっかくの気分がぶちこわされて涙もひっこんでしまいました。
いいドラマを観て、思い切り泣きたい気分になる時だってあるのにね。。。

いいドラマはビデオに撮って、ひとりで観るべきですね。


ちなみにビデオは撮りませんでした。。。



てか、今時、ビデオて。。。



3月31日(水)22:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | テレビ・映画 | 管理


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