ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2007年8月16日を表示

岳物語

 椎名誠(集英社文庫)

椎名さんちのご長男、「岳君」のお話です。
両親が山登りが好きなので「岳」という名前がつけられたのに、
岳君は川くだりや釣りが好きです。

そんな岳君の日常生活が父親の目線で書かれています。
ハラハラドキドキしながらも、腕白少年の岳君を
少し距離を置いてみている、
その距離感がとても良いのです。

良いなぁと思いながらも、自分はこんな子育てはできないと思いました。
いくら信用のおける人にあずけるとはいえ、小学生の子どもを一週間も
旅に出すなんてこと、できそうもありません。

こんな過保護なところが自分のいけないところかもしれないなぁ、などと
自分のことと比べながら、楽しんで読める本でした。

椎名さんの本を読んだのは初めてでしたが、
とても読みやすい文体で、椎名さん自身にも好感もてたし、
この「岳物語」には続編もあるそうなので、
ぜひ読んでみたいと思います。



8月16日(木)21:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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