岳物語 |
|
| 椎名誠(集英社文庫)
椎名さんちのご長男、「岳君」のお話です。 両親が山登りが好きなので「岳」という名前がつけられたのに、 岳君は川くだりや釣りが好きです。
そんな岳君の日常生活が父親の目線で書かれています。 ハラハラドキドキしながらも、腕白少年の岳君を 少し距離を置いてみている、 その距離感がとても良いのです。
良いなぁと思いながらも、自分はこんな子育てはできないと思いました。 いくら信用のおける人にあずけるとはいえ、小学生の子どもを一週間も 旅に出すなんてこと、できそうもありません。
こんな過保護なところが自分のいけないところかもしれないなぁ、などと 自分のことと比べながら、楽しんで読める本でした。
椎名さんの本を読んだのは初めてでしたが、 とても読みやすい文体で、椎名さん自身にも好感もてたし、 この「岳物語」には続編もあるそうなので、 ぜひ読んでみたいと思います。
| |
|
8月16日(木)21:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
|