ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2007年9月15日を表示

小山裕幾フルートリサイタル

N潟県長岡市出身のフルーティスト、小山裕幾さんの
リサイタルに行ってきました。

注目すべき点は彼が慶應義塾大学に在学中だということです。
音大じゃないのね。

20歳か21歳くらいなのに、すでに数々のコンクールで優勝しています。
そして、りゅうとぴあ(新潟市民芸術文化会館)のコンサートホールを
ほぼ満席にしていました。

若いのに、素晴らしい!

澄み切った、安定感のある音に酔いしれました。



9月15日(土)23:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理

ご挨拶

私のことを以前から知っていて、このブログを読んでくださっている方々、
いつもありがとうございます。

「ずず」なんて知らないけど、時々のぞいてた、という方々、
あるいは今日はじめてこちらをのぞいたという方々、
ご訪問、ありがとうございます。

このブログは当初、読んだ本の感想を載せるだけにしようと
思っていたのですが、
それだけでは味も素っ気もない気がして、
今後は私自身の日常生活の話もしていこうと思います。

とはいえ人付き合いが苦手な専業主婦ですので、
大したネタはないと思いますが(笑)。

今後とも、よろしくお願いしま~す!



9月15日(土)14:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

夏空に、きみと見た夢

 飯田雪子(ヴィレッジブックス)

この作品に関しても、作者に関しても何も知識がなかったのですが
(ごめんなさい!)
本屋さんでこの文庫本をみつけて、帯に書いてある

「書店員さん涙する」
「30過ぎたオッサンですが、胸がキュンとなりました。」
「こんな傑作に巡り会えて良かった。」

などの言葉が気になり、読んでみました。


美人で男の子にはモテるけど、気の強い女子高生、悠里の前に
他校の見知らぬ男子高校生が訪ねてきます。

その子は天也(たかや)という親友の葬式に出席して欲しい、
天也はきみのことがすごく好きだったから、と言うのですが、
突然、面識のない人の葬式に出て欲しい、と言われても困るので
激しく拒否すると、土下座までして頼むのです。

そこで仕方なく、不貞腐れながら出席するのですが、
そのあと、悠里の身に次から次へと不思議な出来事が起こります。

やがて天也が幽霊となって悠里の前に姿を現し、
危機を救ってくれたり、悩んだ時に助言を与えてくれるように
なります。

天也の存在の大きさに気付いた悠里は、かつて自分はこれ程まで
ひとりの人と向き合ったことがあっただろうか、と自問自答し、
今までの無気力で怠惰な生き方を反省するようになるのです。


やはり泣いてしまいました。
悠里はイマドキの女子高生と思いきや、無気力で怠惰な
生き方をしているのには、ちゃんとした理由があったのです。

孤独な日々に温もりを与えてくれたのが天也なのですが、
その人は触れることも抱きしめることもできないのです。
そんなもどかしさが切なく伝わってきたのですが、
ラストが希望を持てるものなので、救われました。



9月15日(土)09:09 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理


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