ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 


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謹賀新年

明けまして、おめでとうございます!

先月は一回しか更新しませんでした。
しかも読書感想ではない内容で。
だんだんと目が悪くなってきたし、パソコンの調子も悪いので、
今年もゆるやかな更新になりそうです。
こんな私ですが、今年もよろしくお願いします。

ちょっと去年の話をします。
汚い話やヘビーな話も含まれるので、そういった類の話が苦手な方は
この先は読まない方がいいと思います。
そういった方々は「うにの秘密基地」という可愛いネコちゃんのブログでも
のぞいてください。
すっごく可愛いので、ネコ好きにはたまりません。

ではでは、汚いお話を。
トイレの、こびりついた汚れがなかなかとれないのがここ数年の悩みでして。
マメに掃除をしていれば、こびりつかなかったのに、マメではなかったために
あらゆる洗剤を試しても、水で濡らすだけで汚れがとれるクロスなども
試しても、汚れがとれませんでした。

しかし、去年の暮れにみつけました。100均で。
サンドペーパーみたいなものが貼ってある、トイレ掃除用スポンジをみつけたのです。
その商品名が「最後の対策」というのも頼もしいのです。
しかし、考えようによっては「これでダメなら何をやってもダメ」という風にも
受け取れます

恐る恐る、こすってみたら、とれました!
長年こびりついた汚れが!

なんでもっと早く「最後の対策」をみつけなかったのでしょう。
それで便器も綺麗になり、綺麗なトイレで新年を迎えることができました。

そして昨日、初詣に行き、おみくじを引いたら「大吉」でした。
今年は良い事がありそうです。
その前兆は去年からありました。
去年は私にとって、いきなり谷底に突き落とされるような辛い出来事がいくつかあり、
何が一番辛かったかというと、摂食障害の症状がもどってきたことです。
10代の終わり頃に摂食障害にかかってから、歳を重ねるごとに
少しずつ良くなってはいましたが、完治することなく、時々症状がもどることに
悩まされてきました。
その症状がヘビーなやつが、去年、また襲ってきたのです。
その頃、朝起きて真っ先にすることが「洗面所にかけこむ」ことでした。
激しい吐き戻しがはじまり、一旦おさまってもしばらくするとまた吐き戻す。
それでも家族のために朝食とお弁当の用意をしなければなりません。
食べ物の匂いをかぐとまた吐き気が襲ってきます。
シンクで吐きながら朝食とお弁当の用意は非常に辛い作業でした。
その時、家族は眠っていますので、私が吐き戻してる姿は
みられずにすみます。
私が激しく吐き戻してる姿は非常にみにくく、誰にもみせられません。
幸い、人がそばにいる時は気が張るので、少し吐き気がおさまります。
それでもスイッチがはいってしまうことがたまにあり、そんな時はタオルを口にあて
布団をかぶって吐き戻します。

その頃、毎日その日その日をやり過ごすのに精一杯で、自分がなんのために生きてるのか、
生きてる価値があるのか、さっぱりわかりませんでした。

そんな暗闇の中からどうにか抜け出せて、自分が生きていてもいいんだ、と
思えるようになったのは、ずっと昔から友達でいてくれるRさんの存在と
6月に知り合ったNさんの存在、そして同じ頃に知り合いになった人々のことが
大きく影響しています。

自分はひとりじゃない、支えてくれる人達がいるんだ、そう思えてから
少しずつ症状が改善されてきました。

今も時々、症状がもどってくることもありますが、少なくても
以前のように絶望的な気持ちにはなりません。

「大丈夫。私はきっと大丈夫。」
そう思えます。

今までごく少数の人にしか、自分が摂食障害であることは言ってませんでした。

でも、どれだけ自分が周りの人達から救われたか、そのお礼が言いたくて
あえてカミングアウトさせてもらいました。

みなさん、ありがとう!!

少しずつでも恩返しができるよう、今年はがんばります!



1月3日(金)01:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理

笑顔招福

今月初めての更新です。
なのに今日は読書感想ではなく、フルートライブの感想です。

家の近くのツタヤがリニューアルオープンしまして、その記念に
フルーティストの本宮宏美さんのインストアライブがありました。

本宮さんはクラシックの人ではなく、ポピュラーとでも言いましょうか、
あらゆるジャンルの曲を奏でる人です。
前々から本宮さんの存在は知っていたし、月に二回、日報に載せている
エッセイを読んでもいたのですが、ライブを観たのは初めてでした。
今日は風邪気味で、行こうかどうしようか、かなり迷ったため
お店に着いた時にはもう演奏が始まっていたのですが、
遠くからその音色が聴こえてきただけで、うるうるしてしまうほど、
綺麗な音を奏でていました。
30分ほどの演奏が終わり、そのあとはサイン会。

以前、日報に「笑顔招福という言葉が好きで、そのタイトルで曲も作った。」と語っていて
私もその言葉が好きになり、手帳の1ページ目に書いておいたのですが、
この機会に、同じページにサインをしてもらいました。
そして「笑顔招福」という文字も、本宮さん本人に書いてもらって、
パワーをもらった気がしました。
終始ニコニコ笑顔で、何人ものお客さんに応対していた本宮さん。
一気にファンになりました。

フルートはやっぱりいい!
そして音楽も、やっぱりいい!


風邪、早く治さねば。



12月15日(日)22:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理

「くじけないで」

   柴田トヨ(飛鳥新社)

200万部を超えたベストセラー詩集の文庫版が出ました。
第2詩集の「百歳」と未発表作品も同時収録されているというので
ありがたく読ませていただきました。
90歳を過ぎてから詩を書き始めたトヨさんの今まで生きてきた月日の重さと深さを
ひしひしと感じることのできる作品集です。

印象に残った言葉をいくつか載せてみます。

「九十八歳でも恋はするのよ
 夢だってみるの
 雲にだって乗りたいわ」

「やさしさのインフルエンザが
 流行しないかしら
 思いやりの症状が
 まんえんすればいい」

「人生に当たり外れなんてないのよ
 気持ち次第で 青い空が見えてくる
 風の声だって聞こえるわ
 さあ 笑顔を見せて」

これらの詩は、息子さんに相談しながら
ひとつひとつ、じっくり時間をかけて
言葉を選んで作っていったそうです。
最後の「笑顔を見せて」は息子さんへの言葉です。

トヨさんの、周りの人達に対するあふれる愛情が感じられる
心温まる詩集です。

========

くじけそうです。

本日、数々の失敗をおかしてしまいました。
その最も大きな失敗が、お米を研ぐ時に、お米の量を
間違えたことです。
研いでる途中、量がやたら多いことに気付き、炊飯器に入りきらない分は
土鍋で炊くことにしました。

土鍋で御飯を炊くのは初めてなので、失敗も覚悟したのですが
思いがけず上手く炊けて、ほとんどコゲもつかず、美味しくいただきました。

数々の失敗を繰り返して、かなり落ち込みましたが、
最後に良いことがおきました。
結果オーライ、ということにしておきましょう。

明日から、くじけない!

てか、もう明日になってる!



11月25日(月)00:28 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

「小福歳時記」

   群ようこ(集英社文庫)

五十代で一人暮らしをしている群さんのエッセイです。
若い時とは違い、洋服や肌着の選び方まで違ってきているし、
老後を考えて貯金もしたいけど、実家のローンもあって、
思い通りになかなかお金も貯められない。
不安もたくさんあるけれど、それでも日々の小さな楽しみをみつけて
無理せず、肩の力を抜いて毎日を過ごしていこうとする群さんの考え方は
とても参考になりました。

群さんの小説やエッセイからは、暮らしのヒントをもらったり、
元気をもらうことが多いです。
特に、お金をかけずに楽しみをみつけることが上手なところが
素晴らしいと思います。

========

昨日はポッキーの日でした。
ポッキーといえば、グリコですが、次男は今まで「グリカ」だと思っていたそうです。

今、英語の授業では筆記体をおしえてないそうで、筆記体で書かれた「o」は
「a」に似てます。
ですから「グリコ」を「グリカ」と読んでしまっても、仕方ないのかもしれません。

どうして筆記体はすたれてしまったのでしょうか。

自分の名前を筆記体で書いてみたら、次男に「かっこいい!でも読めない。」と
言われてしまいました。



11月12日(火)16:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

「れんげ荘」

   群ようこ(ハルキ文庫)

45歳のキョウコは慌しいOL生活と、折り合いの悪い母親に
ネチネチと嫌味を言われ続ける日々に飽き飽きして、会社を辞めて
古くて安いアパートを借りて、一人暮らしを始めます。
OL時代に貯めたお金をざっと計算すると、月10万で暮らせば、どうにか老後まで
働かずにすみそうなので、「生活費はきっちり毎月10万円」と決めて
他にはなんの目的も持たずに暮らします。
同じアパートに暮らす60歳すぎのクマガイさん、
職業は「旅人」と言う、ちょっと変わった人、コナツさんなど、
個性豊かな人達と関わりながら、一人暮らしの不便さや、
何気ない日常の中のちょっとした贅沢を味わいます。


45歳の女性が、仕事もお稽古事もボランティア活動もせず、
ただ毎日を淡々と過ごす日々を描いたものなのですが、
素っ気ない内容にならず、毎日色んな出来事が起きて、とても興味深く読めました。
実際、この小説を読んで、気持ちにゆとりある暮らしに憧れ、勤めを辞めて、
貯金だけで暮らす日々を選んだ女性もいるそうです。
この「れんげ荘」の次に読んだ群さんのエッセイ「小福歳時記」の解説者が
そう書いてました。



11月8日(金)15:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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