「太陽の塔」森見登美彦 |
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| (新潮文庫)
ずっと華のない生活を送ってきた主人公が大学三年生の時に 水尾さんという彼女ができました。 大阪にある「太陽の塔」に異常に興味を示す水尾さんとの日々は輝かしいものでした。 しかし、振られてしまったために、その後すべてに関してやる気を失くし、 現在は休学中の五回生という情けない状態です。 これはその、情けない日々を淡々と綴った物語です。
「納得して別れたのだから未練はない。」と言いつつも「水尾さん研究」と称して いつまでも水尾さんのあとを追いかける主人公なのですが、 あくまでもストーカーとは違う、という屁理屈がとても面白いのです。 そして主人公の他にも水尾さんの追っかけが現れたりして その人物との絡みも面白い。 失恋した話なのに、閉じこもった生活をしているのに、この物語は 悲壮感が漂ってなくて、かなりユーモラスで楽観的に描かれてします。 失恋したばかりの人が読むと救いになっていいかも、と思いました。
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最近、直次郎くんのブログにこんなことが書かれていました。 「今まで平川地の歌を聴いて励まされました、と言うファンの人達のコメントを読んで、 逆に僕らが励まされたことが何度もあります。これからの人生において お互いがささえになったらいいですね。僕はそうします。」と。
なんてオトナな発言なんでしょう! やはり小さな頃から苦労してる人は違うなぁ。。。
はい!私も、そうします!
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5月28日(水)22:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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