ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



きみのためにできること

 村山由佳(集英社文庫)

東京で音声技師の仕事をする俊太郎には、郷里の房総に日奈子という
恋人がいます。
遠距離で、しかも仕事が忙しく、思うように会えない日々を
パソコンのメール交換をして過ごしています。

そんななか、テレビの仕事で出会った女優であり、ジャズ歌手でもある
鏡耀子という年上の女性に、惹かれていきます。

鏡耀子は道ならぬ恋に疲れ果てていて、俊太郎に助けを求めるの
ですが・・・


この、「俊太郎」という男の子が、ちょっとドジだけど、ちゃんとした
ポリシーを持っていて、誠実ですごく好感持てるキャラでした。
そして恋人の「日奈子」も物分りの良い、可愛い子なのですが、

自分はひねくれているのでしょうか。
どうもこのふたり、さわやかすぎるせいか、意地悪な気持ちに
なってしまうのです。

こんな、お互い我慢しあうだけの付き合いは長続きしないだろう、
なんて思ったり。。。

プライドが高いくせに、打たれ弱い鏡耀子の方をつい応援したくなって
しまったり。

このような感想を持ってしまうということは、自分は随分汚れてしまったのだ
なぁと、思ったのでした。



11月14日(水)21:38 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理

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コメント

 1: 感想に共感

私も、きっと同じように考えるだろうなあ・・・
汚れたと言わず、成長にしときましょ!ケケ
そして、成長したにもかからわず、
相手には、俊太郎を望んでしまうんだよな
成長してないじゃん


 by すんちゃ | 11月16日(金)12:32

 2: なるほど!

汚れた、と思わず、成長したと思えばいいのね。

そうなんです!まったく、その通りなんです!
相手には常に小栗旬、じゃなかった、俊太郎を
望んでしまうのです。

きっといくつになっても変わらないでしょう。
・・・成長してない。。。


 by ずず@管理人 | 11月16日(金)21:46


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