ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2014年9月6日を表示

「鬼の足音」

   道尾秀介(角川文庫)

不注意から壊してしまった椅子の足に、作り手のメッセージをみつけた主人公は
そのメッセージから、43年前に起こった事件にたどり着きます。
椅子は刑務所作業製品で、製作者は家族を惨殺し、無期懲役の判決を受けましたが
懲役5年目の冬、自ら命を絶っていました。
メッセージの意味を探るべく、主人公は事件と深く関わりのあった人を
訪ねます。…「ケモノ」
など、心の鬼に捕らわれた人々を描いた6編の短編集です。

「ネタバレせずにその小説の良さを伝えるのは非常に難しい」と言った人がいましたが、
私も同感で、特にミステリーなどはヒントすら出さないように
感想を述べるのが難しく、「とにかく少しでも興味のある人は読んでみて!
絶対損はさせないから!」としか言いようがないのです。
道尾秀介氏もミステリーの名手で、この作品においても、
6編がなんの脈絡もない短編集ですが、ある章で疑問が残った部分を
別の章でさりげなく伝えてくれるあたり、もう、憎いくらいです。
なお、タイトルの「足」は実際には別の漢字が使われてますが、
私のパソコンでは変換してくれなかったので、普通の「足」という字を
使わせていただきました。

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一か月ほど前、経費節減のため安い美容院に行ったのですが、
そこで思い切り髪にすかしを入れられ、最初はラッキー!と思ったのも束の間、
髪を結ぼうとすればゴムはすべり落ちるし、それでいて朝起きた時の
「山姥感」は今までと何一つ変わることなく、相変わらず次男に毎朝
「不細工だな」と言われ続けてるし、こんなことなら、すかしてもらわなければ良かったと
後悔してます。

髪の量が元に戻るまで、ひたすら待つか、あるいはパーマをかけるか
あるいはいっそ、ショートにしちゃうか、迷い中です。



9月6日(土)23:36 | トラックバック(0) | コメント(3) | 趣味 | 管理


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