ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2014年9月2日を表示

「サクラ咲く」

   辻村深月(光文社文庫)

引っ込み思案で言いたいことがなかなか言えない塚原マチは
読書が好きで、中学に入って一番の楽しみは、図書館に行くことでした。
ある日、気になる本のページをめくっていると一枚の便箋が落ちました。
そこには「サクラチル」とだけ書かれてあり、それ以来、手にする本にはすべて
何故か便箋がはさまれていて、短いながらもマチにとってジンとくる言葉が
書かれています。
もしかしたら身近にいる誰かが自分にメッセージを送っているのか、
それとも単なる偶然なのでしょうか。

そして自然とメッセージの送り主と交流を深めていきます。…「サクラ咲く」
など、表題作を含めた3つの連作短編集です。

青春ものはちょっと苦手なのですが、辻村さんの小説は読んだことがなく、
この小説なら読みやすい気がして読んでみたのですが、見事にはまりました。
誰しも心の中にかかえている闇の部分を、押しつけがましくなく、
さりげなく書かれているところが好感持てました。

========

長男は、ごく一部の人達から「チャーリー」と呼ばれているのですが、
先日その「ごく一部の人達」に偶然会った時に
「あ、チャリママ」と呼ばれてしまいました。

「チャーリーママ」と略さずに言ってほしかったスね。
「チャリママ」だと「ママチャリ」の業界用語みたいで
なんだかなぁ。。。
なんだかなぁ。。。




「夏の終わり」絶賛ヘビロテ中!

てか、もう夏じゃないんですけど。。。



9月2日(火)13:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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