「サクラ咲く」 |
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| 辻村深月(光文社文庫)
引っ込み思案で言いたいことがなかなか言えない塚原マチは 読書が好きで、中学に入って一番の楽しみは、図書館に行くことでした。 ある日、気になる本のページをめくっていると一枚の便箋が落ちました。 そこには「サクラチル」とだけ書かれてあり、それ以来、手にする本にはすべて 何故か便箋がはさまれていて、短いながらもマチにとってジンとくる言葉が 書かれています。 もしかしたら身近にいる誰かが自分にメッセージを送っているのか、 それとも単なる偶然なのでしょうか。
そして自然とメッセージの送り主と交流を深めていきます。…「サクラ咲く」 など、表題作を含めた3つの連作短編集です。
青春ものはちょっと苦手なのですが、辻村さんの小説は読んだことがなく、 この小説なら読みやすい気がして読んでみたのですが、見事にはまりました。 誰しも心の中にかかえている闇の部分を、押しつけがましくなく、 さりげなく書かれているところが好感持てました。
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長男は、ごく一部の人達から「チャーリー」と呼ばれているのですが、 先日その「ごく一部の人達」に偶然会った時に 「あ、チャリママ」と呼ばれてしまいました。
「チャーリーママ」と略さずに言ってほしかったスね。 「チャリママ」だと「ママチャリ」の業界用語みたいで なんだかなぁ。。。 なんだかなぁ。。。
「夏の終わり」絶賛ヘビロテ中!
てか、もう夏じゃないんですけど。。。
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9月2日(火)13:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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