ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



「鬼の足音」

   道尾秀介(角川文庫)

不注意から壊してしまった椅子の足に、作り手のメッセージをみつけた主人公は
そのメッセージから、43年前に起こった事件にたどり着きます。
椅子は刑務所作業製品で、製作者は家族を惨殺し、無期懲役の判決を受けましたが
懲役5年目の冬、自ら命を絶っていました。
メッセージの意味を探るべく、主人公は事件と深く関わりのあった人を
訪ねます。…「ケモノ」
など、心の鬼に捕らわれた人々を描いた6編の短編集です。

「ネタバレせずにその小説の良さを伝えるのは非常に難しい」と言った人がいましたが、
私も同感で、特にミステリーなどはヒントすら出さないように
感想を述べるのが難しく、「とにかく少しでも興味のある人は読んでみて!
絶対損はさせないから!」としか言いようがないのです。
道尾秀介氏もミステリーの名手で、この作品においても、
6編がなんの脈絡もない短編集ですが、ある章で疑問が残った部分を
別の章でさりげなく伝えてくれるあたり、もう、憎いくらいです。
なお、タイトルの「足」は実際には別の漢字が使われてますが、
私のパソコンでは変換してくれなかったので、普通の「足」という字を
使わせていただきました。

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一か月ほど前、経費節減のため安い美容院に行ったのですが、
そこで思い切り髪にすかしを入れられ、最初はラッキー!と思ったのも束の間、
髪を結ぼうとすればゴムはすべり落ちるし、それでいて朝起きた時の
「山姥感」は今までと何一つ変わることなく、相変わらず次男に毎朝
「不細工だな」と言われ続けてるし、こんなことなら、すかしてもらわなければ良かったと
後悔してます。

髪の量が元に戻るまで、ひたすら待つか、あるいはパーマをかけるか
あるいはいっそ、ショートにしちゃうか、迷い中です。



9月6日(土)23:36 | トラックバック(0) | コメント(3) | 趣味 | 管理

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コメント

 1: 髪はのびましたか?

「山姥感」に爆笑です!
髪が多いと、すき具合って重要なのよね。
お安い美容院は、やはりバクチみたいなものなのでしょうか。


 by うみ | 9月29日(月)14:28

 2: 書き忘れ

めっきり読書をしなくなった私には、
ずずさんの本の紹介文は、それを読むこと自体、
読書のようなもので、どの本の紹介も、
「ほおお〜〜〜・・・おもしろいんだな・・・」
と思ってしまいます。

もはや、本屋さんで、読みたい本を探すのも
おっくうになりました。(なかなか見つからないので)

でもやはり、書く方としては、それなりに苦労してくれているのですね。


 by うみ | 9月29日(月)14:33

 3: 美容院

>うみちゃん、
髪の量はいっこうに増えなくて、前の美容院へ行って
パーマをかけました。
パーマもきれいにかかったし、満足度も高いです。

小説の感想は、いつも苦悩しながら載せています(笑)
楽しんでいただけたら、とても嬉しいです。


 by ずず@管理人 | 9月29日(月)22:17


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