ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2013年3月7日を表示

「とんび」

   重松清(角川文庫)

息子のアキラが5歳の時、最愛の妻、美佐子が亡くなり、男手ひとつで
アキラを育てることになったヤス。
周りがあきれるくらい不器用で照れ屋だけど、近所の人達や
同じ職場の人達は、純粋でまっすぐな生き方をしてるヤスが好きで
何かと手助けをしてくれます。
そんなヤスとアキラの物語です。

今やってるドラマを観て(タケルちゃんが出てるし)原作が読みたくなりました。
元々重松清の小説は好きだし、家族愛を書かせたら、やはりピカ一だと思いました。

ドラマも泣けるけど、原作も泣けます。

家族間の関わり方ももちろん大事だけど、この話にでてくるような
ご近所さんや、同じ職場の人達との関わり方もすごく愛があっていい。
こんな風に大勢の人達から見守られて、愛された子どもは
いい子に育つのだな、とつくづく思いました。

また別の作品も読みたくなったし、今まで読んだ重松清の作品も
読み返したくなってしまいました。



3月7日(木)14:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理


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