閏日 |
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| 少し前の話なんですが、長男がひとりで東京に行ってきました。 今までも何度か東京に行ってるのですが、大人が一緒だったり、 東京に慣れてる友達と一緒だったりしたので、それほど心配しなかったのです。 ですが、今回はたったひとりでの旅行。 「アータはボ~ッとしてるところがあるから、ボ~ッとした顔さらして 歩きなさんな、きりっとしてなさい、きりっと。」とか、 「アンケートにこたえてくださいと、可愛い女の子に声かけられても 無視すること。」 「ちょっとウチの店に寄りませんか?すぐ近くなのでと、可愛い女の子に 声かけられても無視すること。ついて行くととんでもない目に あうから。」など、散々くどくどと言ってしまいました。 「うん、わかった。とにかく、無視するよ。」と言うので どうにかなうだろう、と思っていたのですが、
今回の旅の目的は、東京在住のギタリストさんのレッスンを受けることで、 それが終わったら、かねてから行ってみたかった原宿の竹下通りに 行ってみたそうです。
そこで客引きにあうこと2回。
一回目は洋服屋さんで、黒人男性が「アナタニニアウ、ジーパンアルヨ~!」と 言うので、お店に入ると「コレ、ホントハ、ニマンエンダケド、 ハンガクデイイヨ~!」と言われたのですが、持ち合わせがないと こたえると「ジャア、ナナワリビキデ、ロクセンエンデハドウ?」と言うので、 「6千円もありません。」と言うと、「ナラ、イクラモッテルノ?」と 聞くので、「千円。」と言うと、「ア~!ムリ!ムリ!アナタ、 カエッテイイヨ!」と言われ、お店を後にしたそうで。
次に声かけられたのが美容師さんで、「キミのヘアスタイルね、 ここのところを、こうして、ああしてあげると良くなると 思うんだけどね。ウチ、寄ってかない?」と言われ、 丁度、髪をどうにかしたい、と思っていた時期だったので、席に着くと 「で、キミはいったい、どうしてほしいわけ?」と聞かれ、 (散々、こうしてああしてあげたい、と言ってたくせに、 今更、何?)と思ったけれど、小心者なので口には出さず、 「お任せします。」と言うと、何故か違う美容師さんが現れて カットしてくれたそうな。 できれば、「こうしてああしてあげたい。」と言ってたお兄さんに カットしてもらいたかったらしいけど、その願いは届かず、 挙句の果て、カットしてくれた人にさかんに眉毛を整えることを すすめられ、気乗りしなかったけど、あまりにしつこいので やってもらったら、2千円、余分にかかったそうな。 カット代が3千円なので、計5千円。
カットは、なかなか上手かったと思います。 そして場所が原宿ということを考えれば、5千円は妥当か、 むしろ安い方なのかも。
とまあ、そんなこんなで私が散々「声かけられても無視すること!」と 言ったにも関わらず、長男は無視するどころか、ちゃんと応じていたわけで、 でも私は確か「可愛い女の子に注意!」とは言ったけど、 お兄さんには注意せよ、と言ってなかったから、言葉が足りなかったのかな、 とも思い、それにしてもこの程度ですんで良かった、というより これは特に「被害」とは言わないのかな、と思いつつも、 やはり私は今後も長男が東京に行くたびに、ハラハラしてしまうのだろうな、 と思うワケです。
そんな長男も今日から20歳。
おとなの階段の~ぼる~ですな。
「可愛い子には旅させろ。」と言ったのは誰だったかな。。。
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2月29日(水)16:39 | トラックバック(0) | コメント(2) | 社会 | 管理
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