ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2012年2月16日を表示

「彩乃ちゃんのお告げ」

   橋本紡(講談社文庫)

ある宗教の教祖様の後継ぎと噂されている、小学5年生の女の子、彩乃ちゃんは
諸事情により、他人の家にあづけられることになります。
あづかる家の人達は、いきなり見知らぬ女の子の面倒をまかせられて
最初は戸惑うのですが、彩乃ちゃんに馴れていくにしたがって、
良いことが起きるようになり、彩乃ちゃんをあづかった恩恵だと
気付くことになります。

読んでいて「彩乃ちゃん、ウチにも来ないかな。」と思ってしまいました。

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あるところに生クリームは嫌いだけど、ココアは大好き、という
男の子がいました。
その子が喫茶店に悪寒、違った、オカンとはいった時にココアを頼んだのですが
喫茶店で頼むココアというのは大抵、生クリームがたっぷりと上にのって
いるのです。
その喫茶店でも御多分にもれず、生クリームがのっていて、
しまった!と心で叫んでも時すでに遅しで、これはとても飲めない、
と思った男の子は、オカンに「お願いだから、オカンの紅茶とかえて。」と
言うのでした。
オカンは「私はケーキ食べる時は砂糖抜きの紅茶、と決めてるのよ!
なにが悲しゅうて甘ったるいココアなんぞと食べなあかんねん!」とキレながらも
やはり自分の息子が可哀相に思えて、しまいには仕方なく
自分の紅茶ととりかえた、という黒歴史があるそうな。

しかしその男の子には兄がいて、兄の方は大の甘いもの好きで、
先日、ちょっと気になるジョシと一緒にケーキバイキングなるものを
食べに行ったそうで、家に帰ってきてから、「ボクは6個食べたけど
ジョシは7個も食べたんだよね。すごいよね。さすがはジョシだよね。」
などととても幸せそうに話すのをみて、生クリーム嫌いな男の子は
自分もジョシと仲良くなりたい!と思い、生クリーム嫌いを
克服する決心をしたらしいとか。

しかし、そこんちのオカンは(生クリーム嫌いを克服する前に
仲良くしてくれそうなジョシを探す方が先なのでは?)
と思ったとか。

ある冬の寒い日の出来事。



2月16日(木)16:12 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理


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