「彩乃ちゃんのお告げ」 |
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| 橋本紡(講談社文庫)
ある宗教の教祖様の後継ぎと噂されている、小学5年生の女の子、彩乃ちゃんは 諸事情により、他人の家にあづけられることになります。 あづかる家の人達は、いきなり見知らぬ女の子の面倒をまかせられて 最初は戸惑うのですが、彩乃ちゃんに馴れていくにしたがって、 良いことが起きるようになり、彩乃ちゃんをあづかった恩恵だと 気付くことになります。
読んでいて「彩乃ちゃん、ウチにも来ないかな。」と思ってしまいました。
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あるところに生クリームは嫌いだけど、ココアは大好き、という 男の子がいました。 その子が喫茶店に悪寒、違った、オカンとはいった時にココアを頼んだのですが 喫茶店で頼むココアというのは大抵、生クリームがたっぷりと上にのって いるのです。 その喫茶店でも御多分にもれず、生クリームがのっていて、 しまった!と心で叫んでも時すでに遅しで、これはとても飲めない、 と思った男の子は、オカンに「お願いだから、オカンの紅茶とかえて。」と 言うのでした。 オカンは「私はケーキ食べる時は砂糖抜きの紅茶、と決めてるのよ! なにが悲しゅうて甘ったるいココアなんぞと食べなあかんねん!」とキレながらも やはり自分の息子が可哀相に思えて、しまいには仕方なく 自分の紅茶ととりかえた、という黒歴史があるそうな。
しかしその男の子には兄がいて、兄の方は大の甘いもの好きで、 先日、ちょっと気になるジョシと一緒にケーキバイキングなるものを 食べに行ったそうで、家に帰ってきてから、「ボクは6個食べたけど ジョシは7個も食べたんだよね。すごいよね。さすがはジョシだよね。」 などととても幸せそうに話すのをみて、生クリーム嫌いな男の子は 自分もジョシと仲良くなりたい!と思い、生クリーム嫌いを 克服する決心をしたらしいとか。
しかし、そこんちのオカンは(生クリーム嫌いを克服する前に 仲良くしてくれそうなジョシを探す方が先なのでは?) と思ったとか。
ある冬の寒い日の出来事。
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2月16日(木)16:12 | トラックバック(0) | コメント(2) | 趣味 | 管理
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