「兎の眼」 |
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| 灰谷健次郎(角川文庫)
大学を出たばかりの小谷芙美は小学校の教師になるのですが、 担当したクラスの子ども達は問題児ばかり。 中でも一番手を焼いたのが、一言も口をきかない鉄三で、 なかなか心を開いてくれないのですが、諦めずに何度も向き合っているうちに 鉄三の隠れた才能を見出します。 そんなひたむきな芙美の姿をみていて、他の子ども達や、保護者達も 心を開き、一緒に色んな問題に立ち向かい、解決の糸口をつかんでいくのです。
学校教育のこと、人と人との心の触れ合いなど、忘れがちな大切なことを 思い出させてくれる物語でした。
鉄三のおじいちゃんの「バクじいさん」がすごくいい味出してる人で、 こんな人に身近にいて欲しい、と思ってしまいました。
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10月26日(月)23:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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