ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



また会いましょう

「自分の欠点をいくつか挙げよ」と言われたら、真っ先に挙げられるのが
「肝心なことを言い忘れる。あるいは聞き忘れる。」ところなのですが、
あれは三カ月も前のこと。
何故か急に田んぼの写真が撮りたくなり、電車に揺られて、あまり行ったことのない
とある駅で降りたのですが、そこはホームに降り立った途端に
田んぼが見えたので、大喜びでシャッターを切りました。
するとたまたまそばにいた60代くらいの男性に「それってフィルムのカメラですよね?
よく撮れますか?」と話しかけられました。
警戒心を解くためか、すぐに「私はカメラを売ってる者ですが
今はデジカメ主流なのに最近の若い人達の間でフィルムのカメラが流行り出して
なんでかな?と思ったものですから…」とも言われ、
私は若くないので(笑)一番最初に手にしたカメラがフィルムのカメラで、
それが使いなれていて、逆にデジカメが使いにくいので、フィルムのカメラを
愛用していると話しました。
「ちょっとみせてもらっていいですか?」と言われて、その人にカメラを渡すと、
ファインダーについたホコリをシャツの裾で拭き取るしぐさなどが
すごく自然でかっこ良くみえて、この人なら話が合いそうだと
カバンに入れてあった自分の撮った写真のミニアルバムも見てもらいました。
そこに自分の息子のライブ写真もあり、その人は「私も、こう見えても
ロックバンドやってるんですよね。」と言うのです。
益々、共通の話題が出てきたと、心の中で小躍りしていたら
電車がホームに入ってきて、「あ!私、あの電車に乗るんです!」と
走り去って行きました。
私はその人の背中に「またいつか!」と叫ぶのが精いっぱいで、
その人の苗字だけでも聞いておくか、あるいは自分の名前を名乗るかすれば
良かったのだと後悔しました。
せめて「またいつか」じゃなくて「また会いましょう」と言っておけば良かったです。

いつも肝心なところでミスを犯してしまいます。
もう三か月も経ってしまったので、その人のお顔も忘れてしまいました。
どこかですれ違ってもわからないでしょう。。。とほほ。。。

今日も、11月に閉店が決まっている書店へ行き、レジにいた若い女の子と
少し話したのですが、年齢差はあれど、なんとなく気が合いそうな感じがしたので
苗字だけでも聞いておけばよかったのに、そのことに気づいた時には
すでに電車に乗っていました

しかし上記のカメラを売ってる人と違って、今日会った人は
また会える可能性大なので、今度会った時には自分も名乗って
その人の名前もおしえてもらおうと思います。

また会いたい人には、たとえ会える確率が低かったとしても
「また会いましょう」と伝えようと思います。



8月29日(月)21:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理

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