「家族往来」 |
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| 森浩美(双葉文庫)
花屋を営む夫婦は経営難のため、妻の弟夫婦に借金の連帯保証人になってほしい、と 頼みに行くのですが 弟に「もう諦めてお店をたたんだ方がよいのでは?」と断られてしまいます。 お店をどうにか続けたいのは、今は亡き母親が苦労して守ってきたことの他に、 もうひとつ、理由があったのでした。…「お福分け」
イラストライターの沢口は、幼い頃から家庭に恵まれなかったせいか、 幸せそうな親子をみつけると、こっそりスケッチするくせがありました。 ある日も電車の中でみかけた親子をスケッチすると、母親に気づかれて、 「絵が完成したら、その絵が欲しい。」と話しかけられます。…「雛の手」 など、ラジオドラマにもなった、ちょっと切なくて心温まる8編の短編集です。
森浩美氏のこの「家族シリーズ」は今回で6作目だそうで、 その記念に(?)以前出てきた人や親子をカメオ出演させたそうです。 いく人かは気づいたのですが、もしかしたら気づいてない人も いるかもしれないので、機会があったら前作も読み返してみようと 思います。
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最近は、なぜか「今更?」なバンドにはまってます。
ガリレオガリレイ 陰陽座 Acid Black Cherry
「今更?」と言われても、いいものはいい。
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9月30日(火)00:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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