「その時までサヨナラ」 |
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| 山田悠介(文芸社文庫)
仕事一筋で家庭をかえりみることのなかった森悟は、別居中の妻子が 福島行きの列車事故に巻き込まれたと連絡を受けます。 妻は亡くなり、奇跡的に助かった息子は、妻の両親が引き取りたい、と 願うのですが、ある日、亡き妻の親友だという女性が現れ、 子どもは親と暮らすのが一番で、手放すものではない、と力説します。 なにかと悟と息子の世話を焼きたがる彼女が現れてから、 仕事や異性関係などが、思いもよらなかった事態に陥っていきます。 彼女はいったい何者なのか、そして妻は何故福島行きの列車に乗ったのか、 謎が解けていくにしたがって、妻の秘めた思いに気付くのです。
本の帯に「これがあの山田さんの作品とは思えない。」と書かれてありましたが その通りで、山田悠介氏といえば「おっかない小説を書く人」というイメージしか なかったのに、このお話は色々と考えさせられました。 物事は、表面しか見てはいけない、ちゃんと掘り下げて納得いくまで 追求すべきなのだと、しみじみ思いました。
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次から次へと、色んなことがありすぎたここ一ヶ月。
とても悲しかったこと、すごくすごく悲しかったこと、 そして嬉しかったことと、すごく嬉しかったことがありました。 人は色々ありすぎるとかえって冷静になってしまうものなのだとわかりました。 けれど来月あたり、その余波がきて、おろおろするかもしれません。 とにかく今は、周りの人々の温かさに救われてます。 感謝、感謝の日々です。
そして、春ももうすぐです。
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3月18日(火)21:47 | トラックバック(0) | コメント(1) | 趣味 | 管理
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1: 読みました私も
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| 題名や作者はまったく覚えていなかったけれど、 内容で思い出しました! こんな読書の仕方でいいんでしょうか私・・・ なかなか本のように、人の考え方・生き方を変えることはできないですよね。 余波が、あまり来ませんように!
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by soo | 4月8日(火)20:22
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