「ほんとうに大切なこと」 |
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| ヤン・ゴールドスタイン(ヴィレッジブックス)
ロサンジェルスに住むジェニファーは両親が離婚し、母親も不慮の事故で亡くし、 将来を誓い合った恋人にも別れを告げられ、自殺を図るのですが 偶然にも助け出されて一命をとりとめます。 そんなジェニファーの元にニューヨークから祖母のギャピーが駆けつけ、 期間限定付きの条件を医者から出されながらも、最愛の孫をニューヨークに連れて帰り、 ジェニファーが二度と過ちを繰り返さないように、彼女と 穏やかな日々を過ごそうとします。 最初は頑なだったジェニファーの心も、ギャピーの深い愛を知り 次第に胸のうちを吐き出すようになります。 しかしギャピーに残された時間は少なく、最後の元気を振り絞るように ジェニファーと思い出の地への旅行に出掛けます。
人には必ず、ひとり以上は自分のことを大切に思ってくれてる人がいるはずです。 それを、この物語がおしえてくれました。 「訳者あとがき」に「悲しいことやつらいことがあった人にはこの本が 少しでも元気になるきっかけになればうれしい。」とありましたが その通りで、不思議と元気がじわじわとわいてくる物語です。
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8月31日(金)15:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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