ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



「コンビニたそがれ堂」

   村山早紀(ポプラ文庫)

とある街の駅前商店街のはずれにある「たそがれ堂」という名前のコンビニは
大事な探し物がある人にしか見えない、不思議なお店です。

表面上は硬派だけど、実は動物を可愛がる優しい少年、雄太は
同じクラスで仲良くなった美音が、転校する時に渡そうとした手帳を
冷やかしてくるクラスメイトの手前、突き返してしまうのですが
ずっと後悔していて、ある日の夕方、その不思議なコンビニで
あるはずのない手帳を見つけます。
「その手帳はこの街のヒーローへのプレゼントです。」と
コンビニのお兄さんに優しく言われて持ち帰ると、またもや
不思議な出来事が。。。

などなど、5編からなる短編集です。
児童向けに書かれた内容らしく、読後は非常に穏やかな気持ちになれます。
文庫本の帯に「じんわり温めて心の疲れをほぐします。」とありますが
その通りで、気持ちがすさんだり、虚しくなった時にオススメです。
続編もあるようなので、読んでみようと思います。

========

今日は久しぶりに雨が降りました。
けれど、どしゃぶり雨。

最近は「丁度いい」というのがありませんね。
暑い日は、とことん暑い。

雨が降る日は、とことん降る。

「丁度いい」はいったい、どこへいったやら。



9月4日(火)22:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

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