ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



「ざらざら」

   川上弘美(新潮文庫)

今まで読んだ川上さんの小説は、熊が近所に住んでいて、
友達のように普通に会話したり、道端で踏んでしまったヘビが人間になり、
自分の部屋に住み着いてしまったりするような、非現実的なものが
多かったのですが、これはちょっと面白くてちょっと切ない
リアルな、恋する人々の短編集です。
若い人達にはとても共感できると思うし、若い時代を通り過ぎた人達には
懐かしい気持ちにさせられます。

========

昨日、従兄が経営してた会社が倒産した、と聞きました。
当面の生活費や、住むところはなんとかなりそうなのが
不幸中の幸いですが、近々、長年住み慣れた家を手放さなければ
ならないそうで、ショックでした。

その家は、私が生まれた家でもあるのです。
自分が生まれてから5歳くらいまで住んでいたし、思い出の多い
場所でもあるので、そこがなくなるのはショックです。

ああ、良い話はなかなかないなぁ。。。



1月12日(木)14:34 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

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