ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



「青空の卵」

   坂木司(創元推理文庫)

外資系の保険会社に勤める、ちょっと気が弱くて優柔不断な性格の
坂木司と、その友人である引きこもりの鳥井真一が巻き込まれる、
数々の奇怪な出来事。
しかし引きこもりでも知識が豊富な鳥井真一は、冷静に推理し、
さらに彼らの高校時代の同級生で、警察官でもある滝本孝二と
その後輩、小宮も加わり、ことの真相を暴いていきます。

この物語はいくつかの章に分かれているのですが、前の章で出会った人が
次の章でも関わってきて、事件解決のヒントをくれたり、
いい友達になったりと、性別や世代、社会的地位を超えて
人間関係の輪が広がっていき、引きこもりの鳥井真一も
少しずつ変わっていくところが好感持てました。

この作家の本は初めて読んだのですが、性別は公表してないそうです。
そして、デビュー作の主人公とまったく同じ名前、というのが
面白いな、と思いました。



5月25日(水)14:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)