象の背中 |
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| 秋元康(扶桑社文庫)
48歳で肺ガンに侵され、余命半年と宣告を受けたサラリーマンが 残りの人生をいかにして過ごすか、がテーマとなった作品です。
映画化もされて話題にもなったのですが、主人公の考え方、 特に女性関係において、共感できない部分がかなりありました。
それが自分が女だから、とか妻という立場だから、ということを 差し引いても、やはり、この人は多くの人達から反感買っても 仕方ないだろう、と思わざるをえないのです。
だからといって、この本を読んで不愉快になったとか、読んで損した気分に なったとかということはなく、
共感できない部分がありながらも、残される人々のことを考え、 できるだけ前向きに生きようとしたり、時には病状が進んでいることを 実感して投げやりになったりする主人公の姿がきっちりと描かれて いるので、色んな意味で非常に参考になる物語でした。
「文庫化特別対談」として、巻末に載っている作者の秋元康さんと 俳優の児玉清さんとの対談も興味深いものでした。
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11月25日(日)12:52 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理
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