ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



夜は短し歩けよ乙女

 森見登美彦(角川書店)

長男から借りて読みました。
「僕はこんな本が読みたかったんだ~!と思うくらい、面白かった。」
と言うので、どれくらい面白いのか、興味を持って読んでみましたが、

やはり、この面白さをどのように表現したらいいのか、わからないくらい
面白かったです。

大学生の男の子が、片思いしている後輩の女の子の後を付けていくうちに、
次から次へと色んな人と出会い、色んな出来事に巻き込まれていきます。

ここに出てくる人々は、みんな奇妙奇天烈でわけのわからない人ばかり
なのですが、その反面、温かくていい人だったりもします。

主人公であるはずの男の子は、地味で優柔不断で情けない性格のために
めだたず、その代わりに、後輩の女の子が個性的でなんともいえず、
魅力的なキャラなのです。

シュールなお話なので、好き嫌いははっきり分かれると思いますが、
私はこの、森見ワールドがすっかり気に入ってしまいました。



9月26日(水)10:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

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