ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



2014年12月11日を表示

このとき

先日、知人の訃報を受け取りました。
誰かの訃報を知る度に、思うことは「もっと話しておけばよかった。」
ということで、今回もジャズの話ができる数少ない知人のひとりだっただけに
悔やまれてなりません。
その日はずっと、その人が好きだったコルトレーンを聴いていたのですが、
ライブに行く予定があったので、夕方出掛けました。

お目当ては地元で活躍する大学生ミュージシャンの岡村翼くんで、
翼くんが最後に歌った「このとき」という歌が、その時の気持ちに
ぴたりと当てはまり、心の中で嗚咽をもらしていました。

正確には覚えてないのですが、歌詞はこんな感じです。

  嬉しいことなんて 続くわけがないと
  そんなこと知ってた

  だから嬉しい瞬間て特別
  一緒につかまえてみよう
  この手をのばして

  今まで当たり前に そばで笑いあってた
  でもこれから先は 少しの間さよなら
  また会えるよねって 手を離した

  気が付けば 長い長い冬
  大好きな大好きな 真っ白な雪が空から降りてくる
  時間が止まってしまえば ずっとここに
  いられるのに

  ふとこぼれた言葉 同じこと考えてた

今、当たり前だと思って過ごしていることも、時間の流れとともに
当たり前でなくなる日がくるかもしれない。
だから、その時その時の些細な出来事がとても大切に思えてきます。

会いたい人には会っておこう
話たい人とは話しておこう
会えるのが当たり前、
話せるのが当たり前じゃなくなる日が、来るかもしれないから。



12月11日(木)21:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理


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