ずずの読書な日々
 
主に読書日記です
 



どうせ袋入りのやつだろ?

去年の秋、写真の勉強をしてる若い女の子と知り合いになりました。
まだ十代なのにしっかりしてて、高い目標を持ってつきすすんでる姿が
とてもかっこいいのです。
今はデジカメ主流の時代ですし、彼女が愛用してるカメラも当然デジカメなんですが
もしもフィルムを使う昔のカメラを使ってみたいと望んでいるなら
私が持っている、父から譲り受けた古いカメラをあげてもいい、
もう長い間使ってないし、今後も使いそうもないので、どうせなら
使ってくれる人が持っていた方がいい、そう考えて、今度会ったら
もらってくれるかどうか聞いてみよう、と思ってました。

それから数カ月経ったある日のこと。

行きつけの喫茶店に行くと店主さんに「これはウチによくいらっしゃるお客さんが
撮った写真集です。良かったら見てください。」と一冊のアルバムを
渡されました。
夕暮れの海辺、薔薇の花、紅葉、夜景、ネコ、どの写真もとても綺麗で
うっとりと眺めていたら、最後の方にある写真に目を奪われてしまいました。
そこには私が持っているものと同じ古いカメラ、ASAHIPENTAXが写っていたのです。
どうして古いカメラがそこに写っていたのか、店主さんに聞いてみると
その方も普段はデジカメを使ってるのですが、フィルムを使うカメラを
使ってみたくなり、ネットで探し出して購入したのだそうです。
それにしても古いカメラなら、NIKONでもCANONでもいいわけです。
よりによって私のと同じASAHIPENTAXだとは、どうゆう巡り会わせなんでしょう。
「再会」とも言えるその出会いは、まるで父があの世から
「あのカメラは誰にもやるな。おまえが自分で使え。」とでも
言っているように感じました。

奇遇にもその翌日、上記の女の子の写真展がありました。
地元バンドのライブ写真を撮ってるせいか、CDのジャケット撮影を
頼まれることも多くなった彼女に「活躍してますね~!」と言うと
「いえ、まだまだ足りないです。もっともっと活躍したいです。」
という返事が返ってきました。
若いお客さんであふれかえっていたので、昔のカメラの話をするのは
やめにしました。
「あげる」とか「引き継ぐ」とか大げさなことじゃなくて
いつか機会があったら「使ってもらおう」と思います。
彼女ならどんな写真を撮るのか、楽しみです。

でもその前に、私が、久しぶりにそのカメラを使ってみようと思います。


タイトルは本文とはなんも関係もありません。
筒入りのコンソメ味のポテチがあまりにも美味しかったので
あっという間に完食してしまい「うす塩ならあるんだけどね。」と言った時、
返ってきた次男の捨て台詞です。



2月10日(水)01:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

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